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日常に潜む悪夢  作者: 白いカラス
11/12

孤独家族

あるところに4人家族がいました


ただいまと言えばおかえりが返ってくる

いってきますと言えばいってらっしゃいと返ってくる

おやすみなさいを言えばおやすみが返ってくる

何にも変わらない日常

平凡な毎日


✳︎✳︎✳︎


父親は母親以外の恋人がいました

母親は買い物依存症で家のお金を使い込んでいました

大学生は大学には受かっていなくて行っているフリをしていました

高校生はいじめっこでした


家族にはそれぞれ秘密があったのです

同じ家に住んでいるのにみんな何かを抱えていた


帰る家があるのは待っててくれる人がいるから

お金を使い込めるのは信用があるから

高校にいく大学にいく選択肢があったのは行くのが当たり前だったから

家族は生まれて初めて出会う他人でした。


みんな誰にも言えない秘密がある。

表面上にでなかったら何も問題はないのかな。

ただいまおかえりがいつか終わる時がくるのかな。

平凡って1番近いところにあるのに手には届かないそんな距離。

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