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「魔力生物について」

命の源である魔力には、生命の記憶が強く残っていることが多く、その結果、魔力自身が具現化することが数多くある。この模倣生物が魔力生物であり、大きく分けて三つの種別が存在する。


第一の存在が魔獣である。星の表面に流れる生命の源たる魔力が、何らかの形で淀み、固まることで、魔力自体が生命を得ることで現れる獣である。しかし性質的に魔力を渇望し続けているために、現れては人や獣を襲ってしまう。


同種で食らいあうことも珍しくないが、同種狩りの結果、魔獣は肥大化し、強大になることはできるが、その渇望もまた倍増する。


第二の存在が魔人である。数が少なく、その出現には、未だ謎が多いが、共食いの果て、あるいは大量の魔力吸収の結果、知恵を得た魔獣たちだとされる。人型をとるが、あくまで大量の生物の記憶が凝縮された結果であり、収斂進化に近いと考えられている。


多くの場合、出現するだけで甲種魔獣災害に匹敵、あるいはそれを超える災厄をもたらしかねないほどの魔力量を持つものの、人間社会に危害を加えることは更に稀である。その理由は魔人の心臓と呼ばれる特別な魔力器官にあるとされる。これは恒久的に魔力を生産し続ける機能を持ち、そのため本来魔獣が持っていた渇望や飢餓が存在しない。そのため闘争本能も無いのだと考えられている。ただし過去にはわずかだが人類社会や周囲の環境に対し、攻撃を仕掛けた魔人の記録もある。いずれも詳細不明で、それは、大抵の場合魔人の勝利に終わるか、多大な被害の果てに人類側が勝利することが多いためである。


第三の存在が魔神である。残念ながら、新星界においては確認されていないため、魔人以上に詳細不明。旧星のわずかな記録でも正確な資料が存在しない。ほとんどの情報が、英傑の一人であるタミーナフ伝説に依拠しており、正確性に欠ける。そのため実在するかもはっきりとしていない。伝説によれば、かつて神だったものたちが魔力に堕ち、転化した存在だとされる。


『魔力生物論 第一章』より抜粋

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