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観覧車と後輩ちゃん

私の小説って、状況説明が少ないなって思いました。

どうにかこうにか想像して、創造して、お楽しみください。

私たちはプールから10分ぐらい歩いたところにある大きなショッピングモールにやって来た。

平日でも人が多いのは凄いなって思う。



「もうちょっとで17時だし、混む前に晩ご飯食べない?」


「良いですよ。どこが良いですか?」



中学生の女子のお財布事情はなかなか厳しい。

それが夏休みだとなおさらで…。



「付き合ったばかりのデートで良くないかもだけど、サイゼリヤとかどうですか…?」


「いいですよ。行きましょうか。」



真子ちゃんは私のお財布を察してくれる良い彼女だと思いました。




サイゼリヤに行くとすぐに座れた。


私と真子ちゃんはすぐに注文して、食べ始めた。



私はミラノ風ドリアにコーンスープ。

真子ちゃんはカルボナーラ。

あとは小エビのサラダを二人で分けようって注文した。



「うん、やっぱり美味しいね」


「そうですね。」


「でもちょっと量が…」



マルゲリータピザも注文した。





「デザート食べようかと思ったんだけど…」



私はメニューを見ながら悩んでいた。



「どうかしましたか?」


「いや、なんでもないけど…さすがにデートでガーリックトーストはないよね…」


「食べたいんですか?」


「いや、まあ、正直に言うと食べたいけど」


「じゃあ食べたら良いと思いますよ。」


「でも、ニンニク臭いのいやじゃない?」


「先輩ならどんな匂いでも大丈夫ですよ。」


「そ、そう?それは私のこと好きすぎじゃない?」


「大好きですよ。」


「そんなに冷静に言われると恥ずかしいじゃん…分かった、真子ちゃんに甘えよう!」



ガーリックトーストも注文した。





「ふぅ、美味しかったー!」


「先輩が満足したみたいで何よりです。」


「うん!じゃあこの後どうしよっか?」



なんだかんだ喋りながら食べてたら18時過ぎ。

空もちょっとずつ暗くなってきてる。



「先輩、あれ乗りませんか?」


「あれって、観覧車?」


「はい。」


「別に良いけど…真子ちゃんが言うとちょっと意外だね」



真子ちゃんはそういうことあんまり言わないタイプだと思ってたよ。

意外と女の子だね。



「いえ、先輩が好きかと思って。」


「…行こっか」



…行こっか。







「なんか上まで15分ぐらいかかるみたいだね。結構思ってたより大きいし、ゆっくりだね」


「これぐらいの方が良いじゃないですか。」


「まあそうなんだけどね」



空はほとんど真っ暗になり、綺麗に夜景が見える。

夜景とかは結構好きだったり。

色んな人が色んなことをしてるなぁって感じられるからね。



「あ、あそこが今日行ったプールだね」


「そうですね。あっちは先輩と私の家がある地域ですよ。」


「ほんとだ。あ、私の家見えたかも!」


「本当ですか?」


「うん、たぶん!」


「良かったですね。…せんぱい。」



真子ちゃんが私の手を握り、話しかけてきた。

ちなみに真子ちゃんは私の隣に座っているから、結構距離が近い。



「ど、どうしたの?」



私はきょどるというか、挙動不審というか、ドキドキしながら答えた。

何故なら、真子ちゃんの顔が凄く真剣だから。


こういう真子ちゃんの顔は、最近よく見る。

そういうときは大体、私がビックリするようなことを言う。

それに今回は手も握ってきて、まるで告白された時みたいだし。



「先輩、キスしましょう。」


「…ふぇ?」


「キスしましょう。目を瞑ってください。」


「え、いや、ちょ、ちょっと待って!」


「どうかしましたか?」


「いや、その、キスなんてそんな…まだ付き合ったばかりだし…」


「嫌ですか?」


「嫌じゃないけど…あ、そうそう!さっきガーリックトースト食べたばっかだしっ!」


「それは大丈夫です。早く目を。」


「あ、ちょ、ちょっと…」



真子ちゃんの顔が近付いてきたから、私は慌てて目を瞑った。

すると、真子ちゃんは私の指と指を絡ませて、恋人つなぎをしてきた。


そして、チュッと、唇が触れるだけのキスをした。



ゆっくりと目を開くと、目の前に真子ちゃんがいた。



「え、えっと…しちゃったね~?」


「はい、しちゃいました。ふふっ、先輩の顔真っ赤ですね。」


「う、うっさいっ!真子ちゃんだって赤いし!」


「それは大好きな先輩とキス出来ましたし。」


「もうっ、すぐそういうこと言う!」



真子ちゃんは私をからかうのが好きだと思う。

ぜったいSだ!



「だって、好きですから。」


「うぅ…わ、私も真子ちゃんが好きだよっ?」


「……先輩、もう一回しましょう。」


「ちょっと真子ちゃん!?」





結局何回もしたし、触れるだけじゃ終わってもらえなかったです。


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