体育祭
皆さんは恋愛には少なからず興味があるのだろう
これを読んでいる時点で恐らくそうだ。
ここには何一つとして偽りのないよう私の恋愛を綴る。
2015年秋
私は当時農業高校の1年生でありその時分はまさに体育祭の準備の真っ最中だった
私の通っていた高校の体育祭では1クラスずつマスコットと言うものを作りそれらもクラス順位の得点になっていた
運動は得意ではあったが室長(委員長)でマスコット作りの責任者でもあった私はこの体育祭の準備期間で初めて今の彼女と言葉を交わした、そうは言っても既に秋、本ばかり読んでいた私はともかくほとんどの人間が遠にグループなるものを形成していた
今思えば皆の輪へ踏み入るきっかけはなんともお粗末なものだった、頼まれて荷物を運んで来ていた女性生徒が褒めろと言わんばかりに胸を張っていたのだ
「ペチャパイ…」
そう、私は思ったことを口にしてしまったのだ、なんと怠惰なことをしたのだろう体育会系だった当人に蹴りを入れられたのは10秒を経たないうちであった
それを見てクラスのみんなが笑い話しかけてきたその中に今の彼女がいた
お忘れかもしれないが既に入学から半年も経っているココで友が増えるのは自身として満足している
体育祭では何も起こることも無く平凡に幕を閉じた
(体育祭は全校で5位、学年では1位でした)
異論なく体育祭後の打ち上げにお呼ばれした。
今でもはっきり覚えている10月20日午後5時に友達の家で焼肉
ここで全てが起こったのだ