表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

本当の姿

感想ありがとうございます。返信はできていないのですがしっかりと確認しています。

「な、何をしているのですか兄上」


 部屋の中に、大きな声が響いた。


「何って、お前が捨てた彼女を私の婚約者にしただけだが」


 ルーク様はそれが当たり前のように言います。


「兄上、その女は、王族の婚約者になってはいけない女だ」

「そうか、私は彼女以上に王族の婚約者として相応しい人物を知らないのだがな」

「兄上は何も知らないのですね。言っておきますが、その女は魔力を持っていないのですよ。それだけでも王族の婚約者になれないというのに、頭も悪くて、おまけに容姿は不細工。そんな女が王族の婚約者としてやっていけるとお思いですか」

「そうよ、あなたなんかがルーク様の横に立てる訳ないわ」


 ジーク殿下とラホリア嬢は自信満々に言い放ちました。しかし……


「それが?」


 ルーク様はそれを問題と感じていないかのように言いました。


「あに――」

「ステファおいで」


 ルーク様はジーク殿下の言葉を遮って私を呼びました。

 私は、少しためらいましたが、ルーク様に抱きつきました。


「ジーク、お前は私に何も分かっていないと言ったな。それは違うぞ。本当に分かっていないのは、お前の方だからな」

「何を言っているのですか、兄上」


 ――少し本当の姿を見せてやってくれ。


 ルーク様はそう小声で私はに言いました。

 私は、一度お父様の方をに視線を向けて、お父様が頷いているのを見てから、少しルーク様から離れました。


「では、お見せいたします。私の本当の姿を」

「「本当の姿?」」


 私は、今まで曲げていた背骨をピンと伸ばして、指を鳴らしました。

 すると、私にかけられた魔法が少しずつ解けていき、私本来の姿を表していきました。

※少し話が雑になってきたので、もしかすると、「勅命」からの話を大幅に変更するかもしれません。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ