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3、線香の煙

線香の煙っていうのは、亡くなった方のご飯だとされているな。

その昔、俺の親が死んだときの話さ。昔は寝ずの番っていう形で、一日中線香を絶やさないように、寝ないで見張ることがあったんだが、今じゃ、12時間ぐらいの線香も売っていて、あまり苦労することはなくなったんだ。

それでも、俺の地元では寝ずの番が決められていて、くじ引きで3人一組、3時間交代で行うことになっていたんだな。そして、俺は日付が変わる0時から午前3時までの2番目になったんだ。そして、見たんだ。線香の煙がすぅと宙へ漂っていくと、あるところで切り取られたかのように綺麗に消えるんだ。あきらかに、普通じゃなかったな。

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