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30、テーブル

ふむ、いよいよ自分のも最後になってしまったか。なら、この話をしよう。

中学校の頃だったかな。教室に泊ることになったんだ。確か、あれは文化祭の準備で寝泊まりするためだったかな。普通は授業を受ける教室だったが、その日に限っては、机は端っこにおかれて、俺たちはできた隙間に寝ていたんだ。雑魚寝だな。

そして、夜、ふと誰かがいる気配がして起きると、薄ぼんやりとした視界の中に、誰かがいる。きっと、友人の一人がトイレにでも起きたのだろうと思い、そのまま寝なおしたんだ。

翌朝、起きてみると、俺たちがいるところをぐるりと取り囲むように、机が並べられていたんだ。そして、誰も起きていないし、だれも部屋を開けていないと言う。俺が夜に見た話をすると、慌てて俺たちは教室から飛び出したんだ。それからしばらくして、その教室は授業用として使われることはなくなった。

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