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15、掛け軸

うちの本家筋の床の間に飾っていはった掛け軸があったんや。それはええ一幅の掛け軸でな、本家がその前に座るっていうことが、暗黙の了解やったな。うちは分家と言っても、けっこう本家に近い流れやったから、掛け軸を直接見る機会があったんや。そうしたら、なにか細かい文字が見えんねん。なんやこれとつついとる間に、本家筋の方がやってきはって、なにしてるんやと言われたんや。そして、その文字のことを言うと、どんどん人を集めてきて、あーだこーだと話し合ったわけや。

そしたら、どうも埋蔵金の埋まっとる場所を示しているっていう結論になって、そこへ行って掘ってみたんや。ちょうど本家の家の敷地内やったから、誰かに許可をもらうっていうことにならへんかったから、早く終わってな。そしたら、金銀財宝がざくざくとでてきたんや。うちは、そのうちの少しばかりをもらうことができてな。今となっては、ありえへんと思うやろうけどな。

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