表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
甘くて苦い少女たち  作者: 戸塚夢葉
第一章 変わらなかった日々
3/25

いつも通りの日々.....のはずが!?

起き上がるとそこには黒い髪で長くストレートの女子がいた。

「ここはどこだ?」

辺りを見回しているオレに声をかけてくれた。

「保健室ですよ。大丈夫?」

心配されていた。

そういえばオレは、優奈に殴られ気絶して....ってことはずっとここに!?

「あの、今何時....ですか?」

ふふっ、っと笑ってその子が答えてくれた。

「もう4時ですよ」

にこにこしながら答えた。

4時.....ってオレは朝からずっと寝てたのか!?

情けねーと思いながら、起き上がる。

そして、今更だがオレを手当てしてくれた人にお礼を言った。

「あの、ありがとうございました。失礼ですけどお名前は....?」

にこやかのまま答えられた。

「私は、櫻井紫苑。2-3です。」

へぇー2年なのかぁ~とオレは言った。

「に、2年!?」

驚いたオレはすぐさま謝った。

「すみません!2年生とは知らず、失礼を-」

「いいんですよ。すぐに言わなかった私にも非はあります」

なんていい人なんだ。星奈とは大違いだ。

にしても、情けない。

女の攻撃で約8時間も気絶するとは....

今すぐ、家に帰ろう。

「あの、ありがとうございました。帰ります」

そう言って、保健室を出た。

お大事に、と紫苑先輩は言ってくれた。

優しすぎる先輩、この出会い方はまさに2次元世界!!!

若干、興奮したがすぐに溜息とともに消え去った。


校門の前に優奈が立っていた。

「遅い!いつまで待たせるつもり!?」

顔を赤くして後ろを向きそう言った。

「お前がそうしたんだろ」

地雷を踏んだ。

「アンタが弱すぎんのよ!!!」

やばい、と思ってすぐに謝りお礼を言った。

「悪かったよ。でも待っててくれてありがとう」

ん?優奈が耳の後ろまで赤くなってるぞ?

女というものはよくわからない。

「そ、そんなことより!早く行きましょ!バイトしなきゃ」

そう、オレの家はパン屋だった。

一見、地味そうに見えるがかなり難しい。

わけあって、優奈がバイトとして手伝ってくれてるのだ。

店の名前は、「ベーカリーブレッド」

なんか、めちゃくちゃだった。

そりゃそうだ。だってオレの姉貴が付けたんだもん。

店の前に着きドアを開けると、いきなり視界に巨乳が....

「遅かったな」

いきなり目の前に現れた。

「おわっ!」

「おわっ!とは何だ!人の顔を見るなり!」

そういうわけじゃないよ姉さん。いきなり現れたからしょうがないって。

「おお!優奈君。来てたのか。入りたまえ」

お邪魔します、と言って優奈が入った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ