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甘くて苦い少女たち  作者: 戸塚夢葉
第二章 沖縄でラブラブバトル!
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10年前の過去-ナギVS遙

オレはナギにジュースを出し、自分の椅子に座った。

「なあ、オレん家来たのはいいけどよ、何するんだ?」

ちょっぴり不機嫌そうに言ってしまったかもしれない。

「何って、なんとなく来ただけだよ。一度来てみたかったし」

ナギはオレから顔を背け、赤らめながら言った。

「にしてもなんもないねーつまんない」

ジタバタしてるナギをオレは呆れた目で見ていた。何を期待したのかわからない。ひとまず、変なものは特にないので弱みを握られることはない。

「ゲームでもするか?」

これしかなかったのでなんとなく言ってみた。棚にはかなりの数のゲームがある。姉さんが終わったゲームを捨てるのはもったいないからもらっていた。結局、難易度が高すぎてひとつもクリアできなかったが.......

「する!」といって、棚をあさりだした。もしかしてコイツ、ゲーム好きなのか?

あさりだしてから、5分。抜き出したのは、様々なキャラで戦う『ファイナル・オブ・リターン』というゲームだ。かなり難易度が高く、元々これは12歳以上のものなので難しかった。

オレは主人公、ナギはヒロインを選択した。説明書も読んでいない相手に負けてたまるか!

GO!の文字が画面に出て速攻で攻撃。HPを減らしまくった。これは余裕だろ








結果は、負けた。

見事に逆転された。次も、その次も負けた。1回も勝てなかった。

「ナギは、ゲームの天才なのか?」

オレが不機嫌そうに言うと、ナギは笑って

「違うよ~カズが下手なだけ」

これはこれでイラってくるな。このクソアマ。

ゲームの種類を変えても1回も勝てなかった。

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