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甘くて苦い少女たち  作者: 戸塚夢葉
第二章 沖縄でラブラブバトル!
24/25

10年前の過去-ナギVS遙

イジメっ子とのケンカ以来、オレとナギはより一層仲が良くなった。ナギは前よりも明るく、感情表現をするようになった。どこへ行くにも、何をするにも一緒でとにかく楽しかった。いつまでも一緒にいられたら、なんて考えていた。



ある日、事件が起こった。

それは3年生に進級して間もないとき。

1年生も2年生も仲が良くて、いつも遊んだりしていた。

でも、家にだけは行った事がなかった。なぜこんなことを考えるのかというと、ナギが「カズの家に行ってみたい」と言ったからだ。確かに、招待したことも招待されたこともない。

オレは別に疚しいことなんて小3だから知らなかった。当然、ナギも知らないはずだ。


それなのに姉さんは.......

今思い出すと、恥ずかしいな....




行きたいと言われ、「じゃあ、次の日曜日にいつもの公園で待ってて」と言った。



日曜日。

オレは部屋の片付けをしていた。

中々綺麗になったと思う。

だけど、見られてはいけない部屋がひとつだけある。


遙姉さんの部屋だ。

姉さんはいつも一人でこの部屋にこもり、ネットゲーをしている。

もし、見られたら絶対に引かれる。

だから、オレは姉さんに忠告及び警告をしておいた。


「いい?今から友達呼んでくるけど絶対来ないでね!」

こう言うと、遙姉さんは笑い出して、

「ふふ、ついに和也も年頃になったというわけか。つまり!これは2次元界への入り口が....!」

何を言っているのかわからなかった。

「何言ってんの?まあ、頼んだよ?」

「おお!任せておけ!!」

心配だよ、ものすごく。

でもしょうがないか.....

時計を見ると12時を過ぎていた。

待ち合わせは12時....やべっ


公園に行くと、ナギがベンチに座っていた。

「悪い悪い。片付けで遅くなった」

ちょっと頬を膨らませて、

「遅い」

ちょっと不機嫌気味だった。

「悪い悪い。ま、行こうぜ」


家に着き、ナギを中へ入れた。

オレの部屋へ入れてオレはリビングへと向かった。

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