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甘くて苦い少女たち  作者: 戸塚夢葉
第二章 沖縄でラブラブバトル!
18/25

沖縄の絶景-皆の想い

「俺知ってるぜ」

この言葉を聞いたとき、嬉しさで飛び上がりそうになった。

「教えてください!お願いします!!」

年配のおじさんは手を前に止めるように出した。

「まあ待て。今日はもう遅い。明日またここに来てくれ。そうだな....10時頃でいいだろう。いいか?」

今日教えてくれないのは不満だが、まあしょうがない。せっかくの手がかりを無駄にするわけにはいかない。ん?待てよ.....もう遅いって言ったか?

時計を見ると10時を回っていた。

「わかりました!ありがとうございます!」

オレはダッシュで帰ることにした。

ホテルに入るとロビーで優奈が怒りの顔をあらわにして待っていた。

「遅い!どこ行ってたのよ!!!」

「悪い。道に迷ったんだよ」

優奈の眼差しは真剣すぎて、苦しかった。でも言うわけにはいかなかった。

それよりも、優奈がいつも通りでよかった。心底安心する。

「もうとっくに皆寝てるわよ」

そうか、優奈は待っててくれたんだ。

「優奈。ありがとう待っててくれて」

優奈は顔を赤らめて、

「し、心配なんてべ、別にしてないわよ!あーもう!死んで生き返れーーー!」

思いっきり脇腹にひじを食らわされた。でも、いつも通りでよかった....

「そういえば和也何も食べてないでしょ!?これ落ちてたから食べなさいよ!」

落ちてたって....しかもオレの好物ばっかり。作ってくれたんだな。

「わざわざ作ってくれるなんてサンキュー」

動揺した優奈は、

「作ってない!!落ちてたのよ!!」

はいはい、と部屋に持っていって食べる。

なんか、涙が出そうだった。

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