飛行機で和也の争奪戦!?
何を言ってるんだオレは....
「たった一人の家族?」
茜先輩が聞いてきた。
「ええ。オレが小学生の頃親が他界しました。交通事故で。それ以来姉さんと二人で生きてきたんです。姉さんは、あれ以来泣かなくなった。それどころか強くなろうとした。オレの為に....」
少し茜先輩は悲しそうな顔をした。これ以上言うのは止めておこう。
「すみません。楽しい旅行前に言う話じゃなかったですね。忘れてください」
「ううん。いいんだよ。でも今は辛くないでしょ?みんながいるんだし♪」
いつも通りの笑顔を見せてくれた。
「ええ、もちろんです!」
気づくともう約束の時間に近づいていた。すると、皆が来た。
「やっほぉー!」
茜先輩が大きく手を振る。皆は小さく手を振った。
「おはよう。和也君」
恵が顔を赤くしながら言った。今日の恵は服が派手で、少し化粧もしている感じだった。
「ど、どうかな?似合う?」
もう顔がかなり赤いよ。なんだかオレまで顔が赤くなる。
「う、うん。すっごい似合ってるよ」
恵は顔を赤くしたまま微笑んだ。
紫苑先輩が若干不機嫌そうだった。紫苑先輩は白いワンピースに麦藁帽子。こちらもかなり可愛い。
「お、おはようございます。紫苑先輩。ええと、その...すごく似合ってますよ」
紫苑先輩まで顔を赤くして、にこやかな笑顔を見せてくれた。そしたら、今度は恵がぶすっとした表情を見せる。
それよりも優奈がまだ来てないことに気づいた。あの優奈が遅刻なんてめずらしい。何かあったんじゃないかと心配する。
「優奈はまだ着てないのか?」
「大便でもしてんじゃねーの?」
祐樹が笑いながら言った。すると後ろから祐樹の頭にラリアットが飛ぶ。
「誰がするか!」
優奈が着た。ゼーハー言ってるよ....走ったんだな。
それにしても、今日の優奈は可愛すぎるだろ。幼馴染で、悪魔の性格を差し引いても可愛い。
「遅れてスミマセン!」
すると茜先輩が口を開いた。
「ちょっとゆうちゃん!遅いよぉー。でも、その格好からして、和也君にどんな服見せるか迷ったんでしょ」
すると優奈がかなり動揺して顔をトマトみたいに赤くした。今日の優奈は肌の露出が多いな。
「そそそそ、そんなことないですよ!ちょっと、道に迷っただけで...」
「バス一本で行けるぞ」
大輔が口を開いた。確かに、道に迷ったというのはうそだろう。
ニヒヒッと笑って茜がオレに聞いてきた。
「今日のゆうちゃんどう?」
オレに聞くのか....えっとどうしよう。
「肌の露出が多いですね?」
優奈がこれ聞いたときに、鬼にして、
「二回死んで来いー!!!!」
5mくらい吹っ飛ばされた。沖縄に行く前から、重症だ。
やっと飛行機に乗れる。
そう思っていた。
だけど、思いもがけない事が起こった。
それは.....