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いつも通りの日々.....のはずが!?
時は遡り、場所は保健室。
中にいるのは紫苑と茜。
「紫苑が認めるなんて、そうとう面白い子なんだぁ~」
茜が笑いながら言った。
「うん。すごく優しくて面白いよ。」
じーっと茜が紫苑を見つめ、聞いてみる。
「もしかして、紫苑ってその和也って子好きなんじゃないのぉー?」
すると一瞬で顔が赤くなり、動揺する。
「ななな、何言ってるの!そそそ、そんな事...」
あははは、と笑う茜。
「やっぱりね~分かっちゃったぁ~」
「内緒にしてよ....」
わかってるって、っと言って肩を思いっきり叩いた。
「でも、そんないい子ならアタシがとっちゃおうかな」
それ聞いた瞬間に、紫苑が立ち上がり、
「絶対ダメ!!!許さない!!!」
「やっぱ、好きなんだぁ~可愛いねぇ~」
冗談ということに気づいて本気になった自分が恥ずかしい。