いつも通りの日々.....のはずが!?
高校入学して1ヶ月。
ここまでは普通の人生。
オレ、霧谷和也の人生はここから桃色、否、黒色に変わっていった。
他の、思春期の高校生ならこれを見て羨ましがるだろう。
人の気も知らないで、と思う。
オレは、普通の暮らしがしたい。
金持ちでもなく、貧乏でもなく、ごくごく普通の一般家庭にあこがれる。と言っても、まだまだ先の話だが....
「今日も生きていられるかな....」
高校生の発する言葉じゃないことは十分わかる。
だが、心配なのだ。
ほら、また遠くから悪魔の怒声が聞こえる。
「コラーーーーー!!!カズーーーーーいつまで寝てんの!?」
うるさいなぁ、と呟き家を出る。
「今日も、朝っぱらから無駄に元気の多いことで」
言った瞬間、鳩尾にパンチが飛ぶ。
ぐふっ、と吐いた。
「ったく、無駄とはどーゆ事!?無駄とは!」
「そうか、無駄という言葉の意味も知らないか、だったら辞書を開き...」続きを言おうとしたら殴られた。
「死んで生き返れ」
酷い言葉だ。
今日も生きていられますように....
地面に這いずりながら神様に願う。
そもそも、可愛い顔してこんなことを言うなんて、外見と内面の差がありすぎる。そのことを知っているオレは、この幼馴染の少女、柏木優奈に対して、恐ろしい、怖いなどの黒い感情を抱く。しかし、この内面を知らない馬鹿共は、可愛い、好きなどという命知らずの感情を抱く。
学校に間に合うために少し早歩きをする。
オレが通っている、帝都学園では俺らは付き合っているということになっていた。必死に説明してようやく、噂が収まり、普通の学園生活を送れそうだ。
あのときは酷かった。オレも被害者なのに、殴るどころか蹴られてしまった。死ぬかと思ったよ。
一緒に登校は、なんか普通って感じ。
幼馴染だから、別になんとも思わないし。
今日は、一緒に登校はしてない。なぜなら、さっき殴られ、地面を這いずってる間に行ってしまったからだ。
校門を過ぎ、教室に入った。
ここでまた悪夢が訪れる。