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第十三話:決心

僕とアテルはスタスタと食堂の方に歩くクルを追った。

食堂に着くと大勢の人で賑わっていた


「先に席に座っておいて。料理はなんか良さそうなもの頼んどくね」


と、購入口の方へ行ってしまった。アテルと二人になった僕は三人ちょうどの席があったためそこに座りクルを待った。

なんかアテルがモジモジしている…目も泳いでいる。


「おい…アテル大丈夫か?なんか顔赤いぞ?」


そう言ったらアテルはこちらをチラッと見てすぐ目を逸らした。小さい声で


「私…実は成人したら魔法学園?に行きたいんだ…」


僕にとって“魔法学園”という言葉は初耳だった。何も分からない。クルに後で聞いてみよう…そう思った。

魔法学園?はよくわからないがアテルが決めた事だ。僕はアテルの意見を尊重したい。


「そっか。なら絶対行けよ。強くなって帰ってこい。僕が迎えに行くから。」


アテルは目を輝かせて首を縦に振った。クルが三人分の料理を持ってやってきた。


「はい!三人分の“ブラックベアーのシチュー〜赤ワイン煮込み〜だよ。マルネと私にとっては懐かしいね」


懐かしい。僕が無意識に倒したブラックベアーじゃないか。あの獰猛な熊がどこまで美味しいのか気になった。

とりあえず食おうと思いクルとアテルに声を掛け


「「「いただきます」」」


と、言い早速ブラックベアーのシチューを口に入れた。うーん最高だ。ブラックベアーの肉が口の中でホロホロに崩れていくのが分かる。

最高に美味い。


「ところでマルネ。ここにしばらくとどまるのいい?さっきお風呂でアテルと話したんだけどこのバルバ王国ユグノ領にしばらくいてもいい?

 ここいた方が情報とか色々集めれるんだ。大きな王国図書館もあるし…」


僕は考えた。しばらくここにいたい…でも違うところに行くのもあり‥だけどこのバルバ王国以外どんな国、種族がいるのか分からない。

クルの言っていた王国図書館?で見るのもいい…


「うーん、まあしばらくここにいよう。王国図書館?で色々見たいしね」


「そういえば、アテルいう事あるんだっけ?ほら、言ってみ」


アテルはクルに背中を押されている。魔法学園以外…何があるんだ?と、思った。


「クル…魔法学園のことはもうマルネに言ったよ。だから大丈夫」


クルは驚いていた。アテルの方を向き「本当に!?」と言いこちらを見てきた。静かに僕は頷いた。


「クル。その魔法学園について詳しく教えてくれない?」


「それは、王国図書館で自分で調べてごらん。魔法学園についての本がある。マルネ。アテル。ごめんだけどそこで詳しく見て!

 私…明日訓練所を探してくるから。良かったら、明日二人で行ってきて」


そう皆で予定を決めた。僕とアテルは王国図書館に行き、クルは訓練所やギルドの依頼を少しやるとの事。

これでそれぞれの予定が決まった。いつの間にかブラックベアーのシチューは無くなっていた為、それぞれの部屋に戻った。


「んじゃ!また明日ね。あちなみに朝ご飯はないらしいから、アテルとマルネは王国図書館で食べて来てね!おやすみ」


「マルネ…おやすみ」


「二人とおやすみー!」


そう会話し、自分の部屋に戻った。

今日クルから聞いた、王国図書館…やけにクルは知りすぎている…本を読んでただけには多くの事を知っている。

まあ明日その王国図書館で調べるか…と思い僕は就寝についた。


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