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Episode.4 どうせ負けヒロインですよ。

「ワイ、実はオワタと小学校一緒なんや。まぁ学年違ったけど。ワイが1年のとき、オワタが5年生でな。ワイのこと可愛がってくれて、昼休み一緒に図書室行ったり、あと放課後に二人で駄菓子屋とか言ったり。あと2人とも歴史好きやったから歴史の話とかもしたなぁ。」


「お前!?もしかしてあの松田か!?」


松田誰だよぉ!?


「そうだよ。ワイはあの松田や。ワイ、小学生からオワタのことがずっと好きやってん。それで、ずっとオワタと話したくて。忘れられなくて。で、ここのオプチャにオワタいるの頑張って特定してさ。やっっっとオワタと話せる、想いを伝えれるって思ったらよぉ。このクソ女がオワタのこと好きとかマジでふざけんなよ!キモいんだよ!オワタ大好き大好きって。」


「お、落ち着けよ総理。私が悪かったよ。」


「黙れよ!お前みたいなつまんなくて頭悪くて気持ち悪いやつはオワタと不釣り合いなんだよ。消えろよ!ワイより愛してないくせに。ワイは、ワイは……ずっとオワタのこと好きやったんや!!オワタのこともお前より知ってる!」


…そっか。やっぱ私ってオワタのことなんも知らないんだ。それなのに「私の方が好き!」とか言っちゃって恥ずかし。やっぱ私はオワタとはお似合いじゃないのかもしれない。オワタは私の事嫌ってるのかもしれない。やばい、また泣きそうー。


「…つまんな。松田ってそんなやつだったんだな。」


オワタ!!!!


「松田。小学生のときはお前と話すの超楽しかったよ。でも、流石に消えろとかは言いすぎじゃないか?別に、俺の事好きなのはいいよ。嬉しいよ。…でも、俺さ大好きな彼女いるから。笑」


大好きって…もう照れるじゃん!オワタのバカバカバカ!みんなの前で言うとかもうー!へへ


「……もしかしてその彼女って管理人か?」


「そうだけどなに?だからこれ以上俺の可愛い彼女の悪口言ったらもう一生松田とは話さないかな。言わないって約束するなら、また俺、松田と小学生のときみたいに世界史とかの話がしたいよ。」


か、可愛い彼女って。可愛いって思ってくれてたんだ。もう大好き!


「てことで総理。オワタのことは諦めて!」


「もう悪口とかは言わないし、不釣り合いとかも言わないよ。…でもやっぱりワイ…オワタのこと諦めきれないよ……。だからさ…まだ、好きでいさせて。絶対二人の邪魔とかせず、ワイがこっそり好きでいるだけだから…。ワイが負けヒロインってことは自分でも重々承知しとる。でも、小学生のころからずっと好きやったんやからそんなすぐ諦めきれんよ…。」


「うん。それなら全然好きでいていいよ。俺も松田、いや総理のこと友達として大好きだよ。これからまた世界史の話しようなぁ!?」


「だ、大好き!?大好きだってぇ!?ワイのこと大好き!?」


「友達としてって書いてんだろ。なんでお前みたいな男好きにならないといけないんだよ。俺同性愛とかないからな!」


「もうツンデレなんだから///」


「イチャコラすんなし!私のオワタだし!私の事大好きだよね!?オワタ」


ドキドキ!大好きだよね知ってる知ってる!


「あ?誰だお前。帰れ」


「んなぁあ泣」


「やーい振られてやんの彼女さーん」


「うっさいなぁ!!私はオワタのこと宇宙1大好きだよー!」


「うわぁ。好きすぎだろ。まぁワイもれいわ新選組ぐらい大大大大大大好きやで!!」


「れいわ新選組大好きってそれ嫌いだろw」


わ、私のメッセージには無視ですか!?嘘でしょーガーン。


「あと俺は宇宙1嫌い。」


「ええええ泣」


「ぷぷw嘘だよひっかかったな」


「もう!w」


「ワイを置いてイチャコラすんな!」


「あ?総理、お前は入ってくんな。今チームええ感じやねん。オワタと私だけの二人の世界に割り込んでくんな」


「ぴえん。怖いっす。」


「総理言われてやんのーwおつかれw」





今日もここのグループチャットは平和です!!



~次の日~


んー今日も今日とて暇日和だな。そーんなときは!オワタに構ってもらいまShow!


「オワター」


「なに」


「暇だよー話そ」


「いいよ。今度会う時何するか決めようぜ」


「デートねデート!決めよ決めよ。」


「はいはいデートね。あ、総理誘ってみるかw?」


んー。二人の世界にあいつが割り込んでくるのは結構ムカつくけどなんか楽しそうじゃん。


「いいね。誘ってみよw」


「冗談で言ったつもりだったんだが。まぁ誘ってみるか。グループチャットで誘ってくる」



「総理ー今度さ俺、デートすんだけどお前も来る?」


「ワ、ワイ!?」


「そうだよワイだよ総理。オワタ様からの誘いだぞ。分かってるよな」


「是非行きたいです!!」


「じゃ、3人で行くとこ決めるか。俺はゲーセン行きたい」


「ゲーセンいいね!私もゲーセン行きたい!で総理は?早く言って。もちろんわかるよね」


「わ、ワイもゲーセン行きたいです!!」


「じゃあゲーセン決定だね。○○区○○に11時集合でいいか?」


「おkです!ワイゲーセンよく通ってるんで腕がなります!楽しみ!」


「おっけー!超楽しみだわ!総理も来るのもちょーたのしみーだーわーー」


「ってことでよろ」


総理来るんかよー。二人の時間を邪魔しやがってぇ!ま!結構楽しみではある。とか思ってたらオワタから個人チャットでなんか来た。


「お前、総理ホントに来ていいのか?」


んー内心ちょっと最悪とか思ってるけどここは大丈夫だよと言っとくか。


「え?全然大丈夫だよ」


「なーんだ。嫉妬とかしないのかよ。」


「えぇ?嫉妬してほしいんですかぁー?」


「別に。ちょっと寂しかったから聞いただけ」


「嫉妬してほしいんじゃんwまぁちょっと嫌だよ。総理来るの。なんか好奇心ってかそんな感じで誘うのおっけーって言っただけ。」


「ふーん。いや嫉妬はしてほしくないぞ。」


「粘るなぁwじゃあ寝るね。また明日ー」


「早く寝ろ。あ、寝る前に言いたいことある」


「ん?どした」




「大好き」




へへっ、可愛いなぁ。




「…私も大好きだよ!おやすみ」


次回:まさかの私とオワタと総理の謎メンで遊ぶことに!?ゲーセンレッツゴー!

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