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第五十九夜 ひろ子さん

今回はひろ子さん視点で物語が進みます


京都から名古屋へ変えるサロンバスの中、午前中からビールを呑んで

爆睡中の男四人 に対し 美人は四人は仕事中


最新のショルダーフォンの電池が切れるまで掛けまくる

まず間宮さんを捕まえて 会長社長 山崎良平常務 の予定を抑える様に依頼する

緊急なので、無理でもこじ開けて午前10時から2時間は抑えてほしいと

間宮も何感じたようで、無理を承知で諾の回答


その後、高野の予定とかは、高野、興雲寺側が比叡に足を運んだので

不要になったので 今名古屋に向かって移動中である と伝える

月曜日の19時からの山栄30名の確保も依頼する

20名と言っていたが、増えそうな予感しかしない

無理かもとの間宮の回答に対しては、無理なら喜楽を抑えるように指示

敷島が休みなのが痛い しかしその原因もうちの人 しょうがない 


その後必死でメモを清書していく


メモの清書の前に4人で情報共有して、竹内にも展開で合意している


名古屋の一条に着く頃には清書も終わり、回して確認した状態まで持ち込めた


あなた、起きて バスから降りるわよ

と起こしてセンチュリーのリアシートに押し込むと

三人の男が近づいてきて 「お願いがあるんですが」と

「私で出来ることがあれば」と返すと


加藤くんが代表して「神田と呑みたいので、席を用意して欲しい」とのお願い

「おっさんは、絶対に抜きで」

「あいつ今、俺達の誘いは地雷としか見えてないので、業務命令で」

「今回の件で、神田の大変さが理解ったので慰労したい」

「2年も研究室を乗っ取られて大変苦労している」

「おっさんの遊びが基準で、卒論が評価されたのは気の毒杉る」

と口々に言われ、それは理解できる

間宮という社長秘書に伝え何とかすると約束すると、三人は戻っていく


「ふう、気の毒な人がいるとか、苦労は私達だけじゃないのね」と呟き

この能天気 と頭小突くも爆睡中で全く起きないおっさん


ショーファーに手伝ってもらい、部屋のベッド寝かし、一息が付いた が

明日の予定を考えると頭が痛い 

うちの人がいるとあらゆる事が、うちの人の意のままに誘導される

それだけの知識・判断力・胆力・口先 全て持っている 

山崎で太刀打ちできる人は居ない


あの難しく、アポさえ取れない柿本・瀧本の両教授でさえ

軽口を叩きながら簡単に予定を抑える


無理くりにでも予定を作らせ会社から離しておかないと、報告すら出来ない


部屋を出て、公衆電話から遠藤奥に電話する

明日、山本ガレージに 遠藤さんが行くからとうちの人も と誘って欲しい

とお願いする 察してもらい何も言わず諾を得る

できればスポーツ走行にと言えば、ご主人が出て、理解りましたと

明日の朝、電話で誘います と諾を得る


とりあえず寝ておかないと、

明日が持たないと ベットに入ると幸せそうに寝ている顔

貴方の嫁は苦労するのよと、抱きしめて寝入る


翌朝、朝ご飯を食べさせていると電話「あなた、遠藤先輩」

「え、枠が取れた 27二台で競ってみたい おそらく最後の機会

33秒の男と走りたい とりあえず鈴鹿のパドックに急いで来て欲しい」

エサバリな電話だが食いつく


「ひろ子さん センチュリー借りていい 今から トーストは包んで

 コーヒーはポットに 遠藤先輩の誘いで鈴鹿行きたい」と

乗っかてくれた 用意してあった包んだトーストとポットにも

スーツケースに入れたレーシングスーツなどや、ヘルメットの荷造りも

疑問すら抱かず、出発してくれた


ふう、とりあえず報告はできそう

秘書課に電話して、センチュリーへの電話は絶対NGと展開してもらう


さてどうやって会社に行こうと考えてると

電話が掛かってくる 社長のセンチュリーから下にいると

メイクの時間が15分いるかと待ってもらい、急ぎメイクし着替える


リアシートには社長 ナビには間宮さん かなりホッとする

日常だ ココ最近の非日常が日常過ぎて忘れていた日常


社長に、比叡での出来事のあらましを説明しようとするも

ゆっくりでいい、日常に戻って下さいと 止められる


間宮さんからは山栄は30名諾の報告

よく通ったわねと訊くと、女将さんから、うちの人の依頼を断る事はない と

また非日常が居た


09時50分 会長室の応接セットに座るのは会長・社長・良平さん

間宮は横で予備椅子に座っている

報告書のコピーを配り、話を始める

一条での出来事

比叡での出来事

ホテルでの出来事

ホテルで発覚した事実

柿本・瀧本の両教授すら軽口で予定を抑えた事実

関西の真咲氏遠藤氏すら口先だけで抑え込んだ事実


最後に 力の件を別にしても、怪物です と〆る


そして、この報告は一条・剣先・川崎・弓月にも報告されます と


だれも、声を出さない 報告書のコピーを見続ける沈黙の19分


20分後に婿殿が

その怪物は ひろ子さんのご主人として

ひろ子さんを愛し、ひろ子さんのいる山崎にいる この事実は間違いない

なので、怪物を受け入れる これが山崎の最善の道


良平、精進しなさい

会長、次期社長は怪物に も視野にお願いします

断られる可能性が99.99%ですがね


と会長室の電話がなる

どうした繋げるなと なに おっさん常務からで繋げと


スピーカーに繋げ全員で聞く


婿殿 正解 俺は常務辺りがいい

良平さん頑張って

ひろ子さんありがとう、今から27で遠藤さんと走る


と電話が切れる


ふう、全部お見通しですか


という事ですと 報告を終わり 帰宅しますと言えば


「少し、秘書室のデスクで休んで行きなさい、日常ですよ

 帰りは、私の車を使いなさい」 と社長が言ってくれる


30分位、秘書室の仕事を見て、ちょっと前まではこんな風に仕事してた

との思いにふけっていたら


「だれか、三河大の瀧本教授とアポが取れたの

 受付に電話が入って、こっちに回されたんだけど」と大声が聞こえる


「私、こっち廻して」と言うと、不思議なものを見る目で見られた

「もしもし、代わりました

 山崎土木の常務秘書 では判りませんね おっさんの嫁のひろ子です

 すいません、うちの主人は、出掛けて不在です」

と言うと


「あいつは、何時も、アポ無しで来てて、今回はアポ取ったと思ったら

 山崎土木のおっさんとか言わずに電話を切る あいかわらすだわ

 奥さんも苦労されますな」と世間話から入ってくれる

「申し訳ありません」と言うと

「いや我々の教育が至らなかったので、奥さんにしわ寄せが、申し訳ない

 本題に行かせてもらうと、月曜日の山栄の件なんですが」で一旦切られる

なんかもの凄く言いにくそうだ


「柿本と二人で調整してるんですが、情報が漏れてて一二大学どころか

 関東関西に移動した先生からまで、電話が掛かってきて

 二五人も集まってしまって、申し訳ありませんが枠増やせませんか」

と、予想通りの展開

「大丈夫です、うちの人は、意外と人気者なので、増えると踏んで

 三十で抑えてあります なので二十八までは行けます」

「意外と人気者 その通りです 後三枠あれば

 おっさんルールの若い順の逆で、老い先短い順ルールでやります

 

 ところで連絡先などと近況を仕入れたいので、お時間ありますか

 今 尾張大の柿本の所なので、三十分もあれば山崎土木に行けるので

 お奥様とお話がしたいのですが」

と向こうからのアポ取り 山崎土木始まって以来の出来事


「はいお待ちしております 受付で 常務秘書の坂井と言って頂ければ

 通るようにしておきます」

「ではお伺いします」

と電話が切れたが、また非日常に


急ぎ、設計部の神田くんを秘書室に十五分後にくるようにと呼び巻き添えにする


しまった、うちの人の名刺がない と言うか うちの人25のおっさんとか

弥勒様で財界を乗り切ってる

私も会長秘書時代の名刺のままだ 

うちの人に引き摺られて、ここ最近は配ってない

手書きで修正したものでないよりはマシと、十五枚ほど修正した所で

受付から、団体さんが来たとの電話


神田くんと間宮と共に、受付へ 七人もいる


応接室の3人掛けでは足りない 常務室に行くしか無いかと

常務室に向かい、とにかく7人を座らせ、間宮がコーヒーを入れ配膳していく


自己紹介も何も済まない内に


「あれ、神田くんじゃない The貧乏くじの」と言われてる

「柿本教授 そのあだ名は忘れて下さい」

「だってな、化けの学部生に土建の研究室乗っ取られて

 片や遊び気分 神田くんは真面目にやってるのに だったからな」

「そこで、軽口叩いて切り返せないから」と横から

「あれは真似できません」

「うん神田くんは真面目だ」


「浦田です おっさんにこれを」と

 メモ用紙に関兵大 情報学部 浦田研究室 と電話番号 が書かれている

「あいつの肩書嫌いは治っていませんか」と訊かれ

「全然治っていません、悪化してます」と神田くんが答えてくれる


「浦田さんのメモが正解でしたか」と非常識が笑って済んでいく日常


私はそこまでではないのですが、引き摺られて、名刺も作れずで

旧の名刺に、手書きですが連絡先を、と手書き修正の名刺を配りながら

山崎土木の常務秘書 坂井と申します おっさんの嫁になります

と自己紹介をする


「こちらの自己紹介は、山栄でやるとして、メモ用紙を3枚頂けませんか」

となり、間宮が配ると 

その道では実力派で有名な教授の名前が書かれ電話番号が記入されていく


「やっぱ、メモに大学名と学部と研究室名と電話番号だな」と浦田教授が自慢げに言う

「電話番号はあんまり意味ないけどな 基本アポ無しだし」と7人が笑う

「そうは言ってもな、社会人としアポ位とらせないと、我々のメンツが」と言うが

「それ瀧本さんが一番速く投げたじゃないですか 今更言われても」と返され

「そうそう、最後まで頑張ったのが神田くんだし」

「それだけで、神田くんの卒論は 優 と10人位で決めたんだっけ」

「そんな理由で優だったんですか」

「だって土木の権威が早々に投げたのに頑張ったんだよ」


と、ここで「僕は常識のある社会人として名刺交換をお願いします」

と、名刺交換を7人と始める

「やっぱ社会人はこうでないと」と瀧本教授

「これを、あいつに? 無理無理」と柿本教授


「よし、奥様の顔も見れたし The貧乏くじの神田くんにも会えたし

 そうだ神田くんも月曜日の山栄は参加だよね」と強制参加が決定する

「うん新しい研究室も教えたし 帰ろう」と帰っていく自由な7人


ふう、一息ついたら間宮のコーヒーと共に「はい坂井さん」と

神田くんが7人の名刺を渡してくれる

「二枚づゝ貰いましたので、一枚は坂井さんに」 有り難い


神田くんって、このメンバーとも面識があるの、と訊くと

「おっさんにコーヒーを飲みに行こう と誘われて 奢りだよ、とね

 行った先ではたしかにコーヒーは出ましたが、あのクラスの教授の研究室

 しかもアポ無しで、こんにちは で入って行く なんどもやられて

 その挙げ句に、おっさんの連絡先はうちの研究室で、僕の名前」

それは、名前を偽ったの


「ちがいます、俺は正式に所属してないから、神田を通してって

 僕が居ても居なくてもそれをそこらじゅうの実力派の教授にやるもんだから

 教授陣からThe貧乏くじの神田 ってあだ名がつけられて」

ボーナス三倍では足りないわね と言うと


「でも、そのおかげで山崎の求人が来て、教授推薦一番乗りで入れたから

 僕の実家、小規模な土建屋で、山崎に受かったって親に言ったら

 もの凄く喜んでくれて、まぁ貧乏くじも悪くはなかったです

 顔も出来ましたし

 ただ、常におっさんと比較されるのは勘弁して欲しいですねどね」


その顔だけど、月曜日の山栄 よろしくね

「坂井さん 間宮さん 何時もの五人とか呼んでおいて下さいね

 他に仲の良い秘書さんとかもね」

なぜ と訊くと


「今日のメンバーに加えて更に幅広く強力なのがきっと来ますから

 一見の価値ありですよ

 でも社長とかはダメですよ 彼らも実は肩書嫌いなんです

 あとこれ、僕の名刺200枚 秘書課で緊急で刷れませんか

 今みたいにやれば、名刺交換も出来ます 月曜日やりますので

 名刺を緊急で刷って下さい」

「理解ったわ、1枚置いていってね 明日中にやっておくし

 月曜日は15時上がりでここに来て」と間宮さん

「よろしくです、それでは、業務に戻りますね」

と業務に復帰する神田くん  

居てくれて助かった、伊達にうちの人と2年も同じ研究室に居たわけではないのよね


「一応、おっさんの常務の名刺と坂井さんの常務秘書の名刺も200枚刷っておくわね」

と間宮さんが言ってくれて助かった、自分の名刺を作るのすら忘れている


「今日の名刺の一件だけで、係長推薦の理由になるわね」と

 名刺をテーブルに並べながらの間宮さん

「これだけの教授陣を集めるだけでも、山崎一条剣崎が束になって掛かっても無理ね」

そんなに、神田くんは月曜日は更に幅広く強力なってと言ってたわよ


「とりあえず、山栄の人数が増やせるか確認しましょう」と電話を掛け始める間宮さん

「間宮さん、なにをチマチマと、あたしゃ月曜日は貸し切りで他は全部喜楽さん

に廻ってもらったわよ」とスピーカーから女将の気風のいい声が聞こえてくる

「よろしくお願いします」としか返答のしようがない間宮さん


ふう、ここにも非日常


日常のような非日常の日常に戻り、帰宅する


買い物をして、夕ごはんを作り、ただいま の声を待つ


遅い、なにか そう天上界から招集とか 

ニュースを見ても鈴鹿での事故の報はない


たたいまぁ いやぁ渋滞に巻き込まれて と帰ってきた

思わず抱きしめる


どうしたのと、何時もの脳天気な声 


あのね、明日も休みなの 受け入れ体制が整わないって

タキシードとドレスの仕上がりを見た後

映画に行こうね と言えば

気色満面の嬉しそうな顔で、ひろ子さんとデートだね

そうよ、と答えて ご飯できてるから食べましょう 

弥勒様と一緒に夕ごはんを食べる 日常


今宵も深けたようで

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