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第二十一夜 事が済んだからと余分なこと言ってしまった

関屋の爺さんの教えを受けた成果をきいた四爺

工藤さんも名古屋に向かい、登場して、どうなる籠城

名神高速を爆走するセンチュリー v12の底力を遺憾なく発揮中

しかもパトカーの先導付き

関西財界の偉い人たちが、関西土木の関屋会長の話を聞いて

全面的に協力し、公権力に干渉したようだ


京都を過ぎ、何度も管轄が代わるたびにパトカーは入れ替わるが

センチュリーの爆走は続く


引っきりなしに、電話を掛けまくる工藤さん

前島と水島の二人からは了解が取れた

しかも、名古屋に来ているらしい

すぐ、山栄に向かってくれると言ってくれてる


あと一人森山先輩が捕まらない と電話が掛かってくる

「工藤か、やっと繋がった

 上坂先輩から話を聞いた 俺も浜名湖を過ぎた所だ

 もうすぐ付くが、どうも話が大きすぎる

 詳しく聞かせてくれ」


「森山先輩、安来の件知ってますよね」


「ああ、半径10kmで被害が出て、

 上坂先輩が出雲に居て目眩で倒れそうになった ってやつだろ

 それと今回の、日本の控えトップ5の緊急招集、

 しかも関西財界の全面的バックアップと何が関係がある?」


「今回、うちの関谷会長がやらかしまして、

 手を出してはいけない”恐怖を支配する悪魔”の逆鱗に触れまして」


「それって、若手No1の相原を瞬殺し、上坂先輩が白旗を上げて、

 お前が失神した相手・・・・」


「そうです、関谷会長の独断でやらかしました」


「そして、上坂先輩情報では

 その悪魔と平気で飲み食いしてつるんでるのが3人も居ると」


「話を戻しますが、安来の件、本人はノーコメントととぼけていましたが

 ”恐怖を支配する悪魔”のお戯れらしく」

と、電話に割り込む声


向かってくれるてのは有り難いんですが

 ”恐怖を支配する悪魔”の連発は悲しくなりますね


凍りつく工藤さん

まただ

「この高速移動中の車にピンポイントで声を入れてくる

 ましく”恐怖を支配する悪魔”そのものですよ」

 

次からは”人徳のある若者”でお願いします

 ところで何をしようとしてます


「日本の能力者 トップ5を並べて 説得します」


それは有り難いですね、名のある方が5人も

 ホステスさんの居る倶楽部へ行けそうですね

 頼みます

 

「おい、誰と話を」


「自称 人徳のある若者 です」


「空間距離を無視して、声を入れれるのか」


「空間距離を無視して、関谷会長は千手観音様の元へ教えを受けに出されました

 会長曰く 閻魔様とお会いして現世に戻ってこれるとは です」


「おいおい、それは”恐怖を支配する悪魔”どころの話ではない」


「聞かれたら怒られますよ 人徳ある若者 に」


「それと、山栄にいた笠原達43人が失神していたと、これも事実か」


「その前に、関谷会長の手のものは1kmも手前で30人全員失神させられてます

 上坂先輩に後処理をお願いしました

 その上で、上坂先輩がフカシを入れるとでも」


「解った、日本のトップ5で、剣崎会長を諌める」


「私は 人徳ある若者 に剣崎会長の教育を任されましたし」


「それは、関谷会長も了承済みか」


「地獄で教えを受けたら、心が洗われ 剣崎を助けてやってくれ

 契約は切らない 関谷が費用は持つ です」


「それなら、いっそ剣崎会長も千手観音様の元へ行ってもらったほうが」

と電話以外のところから


そうそう、閻魔王に無理は言えませんよ

行かすだけなら、簡単ですが、戻すのがねぇ 大変なんです


と声が伝わってくる

工藤さんにも聞こえたようで、黙りこくる

それって、地獄に行かせるは簡単 って意味だよな


遠距離で40人以上の全員失神って結構むずいんですよね

ちょっと失敗すると、片道切符の地獄行きにしてしまいます

2回は我慢したので、次はないんですけどね


と森山先輩に、自称 人徳のある若者 の警告が告げられる


森山先輩、よろしくおねがいしますね


と声が消える


「そっちにもですか」と工藤さん


「ああ、捕まったみたいだ 気配すら無く 声だけがした

 完全に警告だな」


「私関係の所、旧知の所に再度、話を通さないと

 跳ねっ返りが、動くと惨事しか見えない」


「ああ、おれも関東東北方面に、話をしておく、

 時間が惜しい 電話を切るぞ」

 

そして、料亭山栄の前の喫茶店に集まるトップ5


「久しぶりに集まって、悪魔退治ですか」と前島と水島


「ばか、聞かれたら、片道切符の地獄行きだぞ」と森山先輩


「まだ理解していないのか

 お前ら如きが足し算されてなんとかなるような

 人徳のある若者 なら、上坂先輩と俺でなんとかなる」


「その言い方は」


「森山先輩も電話越しに聞こえたでしょ

 人徳ある若者 からの”お願い”でして」


「そうだな、今回の件は”人徳ある若者”のお願いで

 剣崎会長を説得し、”人徳ある若者”には手を出してはいけない

 を理解して頂く が我々5人のタスクだ」と森山先輩


「納期は?」と水島


「asapだ」と上坂先輩


「また急な」


「すまん、俺だけで説得出来ればよかったんだが

 納期間際での人員の投入になるわ

 それも、人員の手配を工藤にして貰うという

 大チョンボだ」


「上坂先輩がそこまで言われるとは

 その人徳ある若者とは、全く無名でしたよね」と水島


「と言うことは、日本には他にもまだ」と前島


その質問が出るかと、探ってはいるんでがね

僕も同等までは判りますが、僕以上となると相手も消してくるので

判らないんですよ


と5人の脳に直接話しける声がする

前島と水島が警戒して廻りを見廻す


遅い もう捕まえましたよ


その声を聞いて、二人が失神する


あ、やらかした せっかくの人員を ごめんね


と声が消えていく

「とりあえず、ここに二人を放置できない 山栄に運ぶぞ

 水島は工藤が担げ」と前島を担ぐ森山先輩


山栄の一室で三人と四爺が集まる


「すまんのう、剣崎の為に集まってもらって」と山崎の爺


「ほんにほんに、トップ5との話じゃったが」と弓月の爺


「残り二人は、先日の私と同じです」と工藤さん言う


「日本の4・5が相対もせずに失神したと」四爺


「なので、我々の出来ることは、タスクは剣崎会長にそれを理解して頂くこと」と森山先輩


そこに篠山の爺が入ってくる


「会長、説得の方は」と上坂先輩


「手のもの43人も、この山栄で遠距離から潰されては

 手の出しようがないとは理解したようだ が」


「が の続きを」


「トップ10を集めれば とかほざいておるわ

 上坂に森山に工藤 よう信頼されとるのう」


「勘弁して下さい さきほど相対もせず前島と水島、4と5が失神しました」と森山先輩

この時点で、上坂先輩は疲れ切っていて、対応が遅い

そこを、森山先輩がフォローしているのだ


そこに剣崎の爺が入ってきて


「おうトップ3が集まっておるのか

 はよう、残り7人を集めて悪魔退治じゃ」と頑張る


が、森山先輩が冷たく

「4・5は声だけで潰されました 6以降が集まってもカスでしか無い

 ここで、折れて下さい」と言えば


「私、工藤 トップ3の三番手ではありますが、会長の控えをさせて頂きます

 なので、ここは引いて下さい

 これは関谷会長の意向でもあります」


「関谷もか、そんなにか、そんなにあの悪魔が怖いのか」と頑張る剣崎の爺

緊急投入され、まだ時間が経っていないため元気な森山先輩が話を進める


「我々のタスクは、剣崎会長に 人徳のある若者 には手を出してはいけない

 とご理解頂くこと 納期が迫っておりますので

 言葉が荒くなり、失礼を致しますが、我々も背に腹は変えれませんので」


「儂は、儂はどうしたらいいんじゃ」


「その為の私です 剣崎会長のお側で、働かせて頂きます」


がっくりと、項垂れる剣崎の爺

さっと、支える工藤さん


「剣崎会長の控えとなります、私工藤のお見知りおきを」と爺達に宣言する

「それでは、剣崎会長のご自宅へ連れて帰ります が 車は」


「それは、私の車を使って下さい、間宮も乗っておりますので

 必要事項は、間宮に言って頂ければ、最大限の事は致します」と

山崎さんとこの婿殿が襖を開けて入ってくる


剣崎の爺を送り出した後

「また凄いタイミングで入ってきましたね、婿殿」と篠山の爺


「言っていいですか」と婿殿


お好きなように


と深淵から声がする


「深淵からの声でね、 ここで待って 今行ってと」


「儂よりも婿殿を重用すると」と山崎の爺


気が合いますから と深淵が答える

そして消える


ふう と言ってへたり込む上坂先輩

まだ、元気な森山先輩が支える


「儂は、あの深淵を席に誘ったのか 上坂」


「そうですよ、止めたのに」と疲れ切ってキレ気味の上坂先輩が答える


「大層、ホステスさんのいる倶楽部を期待されてましたよ

 責任重大ですね」と自分は関係ないと思ってる森山先輩


「そこまで、知っているのか じゃ、後は任した」と事切れる上坂先輩


「おい、俺が相手すんのか 人徳のある若者の」と揺さぶっても起きない上坂先輩


「すまんが、頼めるかの 森山さん」と篠山の爺


やらかしたぁ 事が済んだからと余分なこと言ってしまった と森山先輩


速攻で森山先輩の雇い主 全日本海運の八木会長に電話を掛けさせる篠山の爺


「繋がりました」と秘書が受話器を渡す


「申し訳ないがお願いします」


「判りました」とか漏れ聞こえてくる

で、森山先輩に受話器が渡される


「今は細かいことは訊かん、半年ほどそっちにいて事の成り行きを見守れ

 報告は、できるタイミングでいい

 それと、うちの美人秘書の渡辺と車は一緒に行ってるよな

 経費は使いたい放題でいい

 渡辺の分も、そう服から化粧品まで全部いい と言っておけ

 渡辺と一緒に、行動しろ」と言って、森山先輩の返答を待たずに切れる電話


ハァ〜 やらかしたぁ半年だよ ボヤく 諦めるに諦めきれない  森山先輩


「森山さん大変ですね、半年も」と他人事な八木会長のとこの美人秘書


「渡辺さんもですよ 名古屋半年」と森山先輩


「え、私一泊分の服とかしか」


「経費は使いたい放題で、渡辺さんの服から化粧品までOKです」

俺ひとりハマるのは勘弁 渡辺さんも一緒にハマってもらう宣言の森山先輩


「渡辺さんも、付き合って頂けるとか とりあえずうちの秘書に

 店に案内させますので、お好きなものを買って下さい」と篠山の爺


「春日君、渡辺さんのご要望の店に案内するように」と秘書に命じ


「会長渡辺さんだけですか」と豪気な返答をする春日さん


「明日の”人徳のある若者”の席に付き合うなら春日くんもだ」


「それって、今週頭からずっと私も参加確定だって」


「最後の確認だよ、この惨状見ての最終確認だ」

「それでは、行きましょうか 渡辺さん」とにっこり微笑む春日さん


ここに、渡辺さん包囲網が完成された


今宵も深けたようで それではまた

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