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Freedom Survive Online〜回避特化近接魔法使いの軌跡〜  作者: 海溝
1章 全ての始まり
4/34

4話 準備完了?

前回書き忘れてたけど前話のラストの子はヒロインっぽいけど違います

「おはよ」


 運動が終わりシャワーを浴びて再ログイン。作業場に戻ると師匠が禍々しい液体を作っていた。


「師匠……何作ってんの?」

「毒薬」

「へえ、あ、これ入れてみようぜ」

「いいね」


 ていうかその装備ガスマスクじゃないの? そんなにやばいの? 取り敢えずウィンドクリエイトで口周りを保護しつつ、師匠に醤油(腐)を渡す。

 この薬、素材の余りから見て毒麻痺混乱あたりは確定。例えその辺はレジストできても腹下しは無理だろうって言う感じで腐った醤油を入れる。


「後は腐らせる」

「え? まだ腐るの?」

「そう」

「あ、酸化するのか」


 なるほど、理解。…………どんな事になるか想像もつかないんだけど?

 この師匠想像以上にぶっ飛んでるかも……。


「なあ、確か王宮魔術師かなんかだったんだよな?」


 そう話を切り出すと、割とガチな魔法が飛んでくる。

 予想していたとは言え、かなりの高火力を叩きつけられたので、大量の魔法で相殺しても、ダメージを喰らった。いや待ってここ街中だよな?


「ここは立地的には街の外。周りは森だから」

「なんでここバレてないの?」

「森にはここからしか入れない」

「なんで?」

「私が結界を張ってる」


 おおう、すごい色々情報入ってくるな、おい。


「それと、昔の話は禁止」

「まあでしょうね」


 さっきの対応を見れば誰でもわかる。

 ところでさっき誰も入れない森の話をしてましたよね?


「なあ、森入っていいか?」

「いいよ」


 やったぜ! じゃあ行ってきまー


「待つ」

「はい」


 立った状態からすぐさま座る。ついでに調合の再開も忘れない。


「死ぬよ?」

「いや死なないから大丈夫。それに俺プレイヤーだから」

「んー……無謀」

「正直突撃してみないと分からないだろ」

「レベル1じゃ勝てない」

「ぐうの音も出ない」

「あそこはレベル200以上が蔓延ってる」


 マジかよ。じゃあ大人しく外行って上げるしかねえか。

 ならしばらく後でいいや。


「じゃあ魔法の訓練したい」

「必要ない」

「おい」


 なぁにが必要ないだ。師ならちゃんと弟子に教えろ!


「今何してる?」

「? 調合だけど?」

「じゃあ何使ってる?」

「魔法だろ?」

「訓練はもうしてる」


 なるほど、これだけで熟練度上がるわけだ。なら一応チェックしないとな…………あれ? 土も水も48?

 結構行ったなぁ。


 と言うかこれ完全に偏ってんじゃん。風と火を育てないと。


「んじゃ、別のやつ教えて下さい」

「はい」

「投げるなぁ!」


 二重の意味で投げるな! なんで調合レシピの本投げるんだよ! それと教えるのを投げるな!


「はっきり言う」

「うん」

「教えない方が面白そう」


 面白いって何? いやふざけてる場合じゃないんだよ。試行錯誤しまくってたらエリア攻略がですね? …………今更か。


「んじゃあしばらくは自主練しとくよ」

「私も自分の仕事をこなす」


 仕事って何? なに? え? 世捨て人みたいに思ってたんだけど? でも聞いても教えてくれなさそうだし、話しかけるなオーラ纏ってるし聞くのはやめておこう。

 こう言うのを察せるようになるのが学校という環境ですよ。どうでもいいな。


「解毒薬…………さっきとあんまし変わらないか。効力がいちいち違うの面倒だな……一回全部混ぜるか? 流石にそれは…………でもやろう」


 という事で魔法を使った調合を開始する。

 流石に本を読みながらは不可能。喋りながらでギリギリだな。と言う事で色々と準備してっと。



 それから3週間、俺はこの家から一歩も出なかった。



 ◇◇◇◇◇



「お兄。そろそろ出たら?」


 師匠に弟子入りして3週間、結局俺は最初の街どころか師匠の家からさえ出なかった。あそこ本当に色々揃ってるから出る必要がない。


「後ちょいなんだよなぁ」


 今作ってる物が後ちょっとで完成する。多分これがあればレベル上げが余裕の作業になる。


 そして魔法の熟練度も全部100以上まで上げた。師匠に弟子入りしてから3日ぐらいで80になったんだが………そのあたりからもう全然上がらないんだ。でも苦労して100にした瞬間操作難易度がガタ落ちした。

 それまでも結構段階を踏んで難易度が下がっていたが、100になった瞬間、今までが嘘のようになったんだよな。今は本を読みながらでも魔法を使える。


「まあ念には念を入れてって感じかな」

「じゃあそろそろお兄をPKしに行かないと」

「やめて? レベル差が激しいんだろ?」

「最前線は700だよ」

「マジかよ。追いつけるか?」


 って事はこいつも700近いかそれ以上かよ…………ていうか俺職業もまともに更新してねえな。Lv20位上で初級職に転職可能だっけ? 覚えてないな。マジで情弱過ぎない? もう少し情報とったほうがいいかな…………面倒くさいな。うん。


「お前ら、飯中ぐらいゲームの話やめろ」


 今日は土曜日だが、珍しく仕事がない親父から文句を言われる。


「とは言っても親父、飯中ぐらいしかする時間ないんだ」

「ずっとゲームしてるからだろ。ゲームの中でやれ」

「やってる場所が違うから無理だよ」


 でも本当、部屋から出ないし出たとしても運動するかコンビニ行くかぐらいだから会わないんだよなぁ。


「ところで週末の予定は?」

「家でだらだらだ」

「うぃー」


 週明けから高校が始まるんだよなぁ。ゲーム時間が消される前に進めないとダメか。

 宿題はもちろん終わってます!


「ご馳走様」

「洗い物はやっておく」

「サンキュー親父」


 さあて、後少しだ。




「おはよう」


 はいログイン


「おはよ。後一手間」


 うぃうぃ。わかってますよっと。

 今作ってるのは毒薬。効果は、盲目のものと混乱のもの。あと麻痺だ。これは大量にあって損はないので大量生産を敢行中。そしてそれがもうすぐ終わるのだ。


 この3週間で、他にも色々作った。でも毒全部混ぜは失敗に終わった。今の俺だと3つまでが限界。それに一つの状態異常の時より明らかに効果が落ちる。とは言え今の状態だとこれでもじゅうぶんだろうが。


「えーっと、加熱して蒸発、これを集めて……」


 まさかポーションで蒸留を行うとは思って無かった。理科の知識は偉大だ……


「はいもう一回」


 極限まで繰り返す。それにより効力が強くなるのだ。まあ今回それをやる意味ないけど。魔法で蒸留してるから損ではない。


「もう一回、っと」


 さて、どんなもんかなぁ。と、解毒薬と混ぜる。すると解毒薬は毒を消したのか、色は解毒薬を薄くしたものになった。識別すると、効力は落ちている。もう最低ランク以下だ。


「及第点。これ以上は俺が危険だ」


 これ以上だと自分に間違えてかかった場合に俺の耐性と解毒薬で消せなくなる。


「行く?」

「おう。しばらくしたら帰ってくる」

「行ってらっしゃい。後これ、門出祝い?」


 渡されたのは指輪。どうやら杖の代わりを担ってくれるらしい。正直ありがたいな。


「疑問形……まあサンキュー」

「ん。頑張って」

「おう!」


 さあ、出発だ!

実はこの主人公、当初は毒薬作らせる気なかったんですよね。なんでお前毒薬作ってるの? って思いながら書いてました。

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