こんな未来を想像している (会長ハッピーエンド)
「どうしたんです悲しい顔をして。」
「えっ私がですか?」
「ええ、ほら寒いでしょう。これを着なさい。」
「あ、あの時の。」
「ええ僕が持ってる中で一番暖かいコートなんです。」
「ありがとうございます。」
「あの時は本当にすみませんでした。」
「もう……は!もういいって言ってるやん!許してます。結局、……のご家族の誤解もとけて今はとってもよくしてもらってますし。」
「ありがとうございます。そろそろ年越しですね。」
「それにしてもこのコートほんまに眠くなりますね。」
「年越しの花火見るんでしょう頑張りなさい。」
「はーい。……ちゅーしてください。」
「急ですね。じゃあもっと引っ付いてください。」
……に近付くと、優しく口付けてくれる。
「あったかいもっとくっ付いてください。後、頭撫でて。」
「はいはい。今日は甘えますね。」
……が頭を撫でてくれる。優しいこんな優しい人の悲しむ顔は見たくないのに。私はさっきまで。
「またその顔。どうしたんです?」
「……ごめんなさい。もしかしたら私、……を傷付けてしまうかもしれないんです。なんだか恐ろしい感情がわきあがる時があるんです。でも不完全で。」
「泣かないで大丈夫。もしもまたその感情を感じたら僕に言ってください。2人で解決しましょう。助け合うと式で誓ったでしょう。」
「ありがとうございます。……ずっとずっと一緒にいましょうね。」
「ええ、ずっと一緒に。ああほら花火があがりましたよ。」
「綺麗ですね。」
「ええ貴方と2人で見る花火が1番綺麗です。2人で見るのは今年で最後ですね。」
そしてまたそっと……が口付けてくれる。瞳に花火が映っている。私にはその花火が1番美しく見えた。
「ええ楽しみです。そうだ……今年もよろしくお願いします。」
「ええ、今年も幸せにしてくださいね。」
「はいはい。」