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運転士という仕事  作者: ポテト
配属先は東武鉄道
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1114S 出庫

 4月2日東武に来て初めての乗務だ。これから乗務する1114s北春日部発日比谷線直通中目黒行列車は北春日部を11:22に発車、北千住に12:14到着する。終点中目黒には、12:58に到着する。使用車両は東武20000系電車で、北千住で営団の運転士と交代する。この20000系は二年前(1988年)に日比谷線直通対応の電車として導入された新型車両だ。2000系よりは性能がいいはずだから運転しやすいだろう、多分。

点呼を終えて列車へとむかう途中、

?「伊東じゃないか、久しぶり」

と声をかけられた。振り向くと、

伊東「迫!?そういや東武だったな」

高校時代の友達、迫洋一がいた。彼は春日部乗務管区の車掌だ。

迫「今日はよろしくな」

伊東「こちらこそ」

挨拶を交わし、出区点検を終えて運転室に入って点検を済ます。

「ATS入よし、電圧よし、電流よし、ブレーキ圧問題なし、入替・・・停止」

そうしていると、呼出しブザーが鳴った。

迫「車掌です。ブザー、マイク感度どうでしょうか?」

伊東「ブザー、マイク感度良好です」

迫「こちらも良好です、入信開通次第、ブザー合図します」

伊東「了解」

二分後、入替信号機が開通した。

伊東「入替進行」

ブザーが鳴った。

「合図よし発車」

ブレーキを緩め、マスコンを入れた。すると8両編成の列車が動き出した。25km/hでマスコンを切った。そしてゆっくりと北春日部駅3番線に入線し、8両停車位置に止まった。すると、戸閉灯が消えた。

「転動防止、滅」

転動防止とは、列車が動かないように確実にブレーキをかけることである。

そして、発車の時を待つ。

今回はここまでです。

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