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運転士という仕事  作者: ポテト
特務区に配属。その先に待っていたものとは?
15/18

乗務⑨ 快速取手行1289H列車

12:22 上野駅12番線


「点灯、出発進行、起動よし、発車」

定刻より20分遅れて上野を発車した。

「日暮里05’10停車」

間に合うはずの無い時刻確認をした。1289H、103系15両だ。

「こんなのどっから持ってきたんだ?場内進行、日暮里停車停目15」

日暮里に70km/hで進入する。

「転動防止、滅」

停止位置ぴったりに停車する。そして発車を待つ。

「点灯、出発進行」

そして発車した。





12:28 三河島駅

「第一出発進行」

スカイブルーの103系が発車する。

「第二出発進行。ここだよな」

ここは戦後五大事故といわれる三河島事故があった現場だ。

「南千住、11’20停車」

90km/hで飛ばす。103系の最高速度だ。











12:22 北千住駅

「点灯、出発進行」

19分遅れで北千住を発車した。ここから快速運転だ。90km/hで惰性に入る。

「うーん、もうちょいいけるかな」

マスコンを4にいれる。すると、モーターがうなり始めた。

「頑張れ103」

95km/hを超えた。緩行線を抜かす。

「100いった。上出来だな。」

100km/hでノッチを切った。






12:54 柏手前

「第一閉塞警戒、先行は柏構内か」

乗務員室内にベルが鳴り響く。

「確認っと」

ブレーキを入れて確認ボタンを押す。すると、ベルがキンコンキンコンという電子音に変わった。

「第一場内停止」

構内にE531系が止まってるのが見える。

「第一場内警戒」

ノッチを入れ、チャイムを消す。

「第一場内注意」

そして停車した。

「転動防止、滅」








13:03 取手駅

「転動防止滅、逆転ハンドル切、ブレーキ抜取、行先快速上野」

そして特務区に戻る。






13:07 東京総合乗務指令室特別運転乗務区詰所

「ふう、只今戻りましたー」

「あ、はじめまして。特務区車掌の小川健太です」

「初めまして。運転士の桜田智樹です」

「車掌の室岡真奈美です」

「初めまして。運転士の伊東真です」

伊東「ほかの方はまだ来てないみたいですね」

室岡「そうみたいですね」

木村「皆さんだいぶそろったみたいですね」

木村が入ってきた。

木村「皆さんには今日から二か月、ここを拠点に首都圏の色々な路線に入ってもらいます。集まるのは二か月だけなので、短い間ですが、仲良くがんばっていきましょう」

全員「はい!」




連続投稿できた。次回もお楽しみに。

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