ひさくん物語の始まり始まり
『ちゅんちゅん』
小鳥の鳴き声とともに、ゲームが始まった。
『どどどどっという音とともに、俺の朝は始まる。…ガチャンッ』
萌姫莉奈《おっはよぉー!ひっさぁくぅーん!起きないとぉ、おばさぁんがぁ、怒っちゃうぞぉ?起きロォン。ひさくぅん、ガンバァレッ!》
ひさくん《頑張るから…とりあえず俺からおりてくれないか?》
お前に言われなくてもお前からおりるわ!
気持ち悪い。ク・サ・イ。
ちなみに、なぜかゲーム内でも、主人公の姿は現実の世界の姿と同じ姿だ。
萌姫莉奈《ゴォメェンん…。でも、ひさくんきょっ今日も今日もっ…かっこいいぉ…?うっ…今の聞かなかったことにして!じゃ!》
『そういって莉奈は俺の部屋から出て行った。朝からめんどくさいなぁ…とは思うが、俺は恋愛的な意味で莉奈が大好きだ。莉奈は俺の幼なじみで、ずっと一緒にいたし、昔はあんな喋り方じゃなかったし、ぶりっこじゃなかったのも俺は知っている。まぁ…そんな事を解説している場合じゃない…。せっかく莉奈が起こしてくれたんだ。準備をしよう。』
このゲームは、やたら解説が長いのよね。
それに、私はお前から好かれたくないわ!
ダ・イ・キ・ラ・イ・で・す・よ