たからさがし
まっくらな闇の中
手と手を取り合って
一歩一歩 慎重に
誰かがくすくす笑った
胸のどきどきがおさまらない
いつだって
新しい世界に踏み出すのは勇気がいって
それでいて いつでも
楽しいことが待っているような期待感もあって
それがひとりじゃないなら なおさらに
どきどきわくわくは募っていって
ほらまた 誰かがくすくす笑った
お互いの顔もよく見えない まっ暗闇を抜けきると
そこには ほらほら
まるまる かくかく ひらひら きらきら
きれいな宝物に溢れていて
”わぁ”って 誰かがこぼした声
”こっち こっち””あっち あっち”
ほらほら みんな それぞれに
自分のお気に入りを探しに飛び出していった
あっちに行こうか こっちに行こうか
あそこも気になる こちらも気になる
どこもかしこも きらきらと
どきどき わくわく 心踊らす
あれあれ 誰かが手招きしてるよ
”ねぇねぇ こっちからみてみて おもしろいよ”
ー あっ、ほんとだ ー
こんな見方もあったんだ こんな世界もあったんだ
ほらまたひとつ
新しい宝物に出逢えた
みんながいるから見つけられた
自分一人じゃ見つけられない
もうひとつの世界のちいさなちいさな扉
ほらまた
どこかで 笑顔の華が咲いた
ほらまた
どこかで きらきら瞳に光が宿った
ほらまた
どこかで 扉が開いた
ちいさなちいさな新たな扉
好奇心の光
冒険の足音
さぁ いま きみもご一緒に
ひらひら きらきら たからさがし