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ある日常のひとこま
短編集の予定です
…不定期です
※サブタイトルを少しかえました。内容は変わっていません。
誤字修正。
ある大きな大陸の
ある小さな国の話。
不器用故に「わがまま姫」と呼ばれた王女と
腹黒故に「優しい」と評判の教育係兼護衛の
日常を綴った物語である。
「わたし、性格悪いかしら」
「どうしたんです? 今さら」
「……“いきなり”じゃなくて“今さら”なのね……」
「わたし、はじめて会った子になぜか恨まれているのだけど」
「あぁ、あの方ですね。たしか噂によりますと、その方のズタズタにされたドレスの近くに王女のハンカチが落ちてあったそうですよ」
「……?」
「犯人は見つかったはずですけど、その方はまだ知らされてないのでしょうね」
「……」
「そういえば。その犯人が、以前私にすりよって誘ってきたお姫様の侍女でしたね」
「……っ!!!」
・・・・・・苦労人王女のあわれな物語だったりもする。
これからよろしくお願いします!