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やったぜ。(完全版)  作者: 水前寺鯉太郎
やったぜ。9 ― 牡蠣にあたってもうめちゃくちゃや

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第63話

投稿者:土方のわし 2026年8月20日

 やったぜ。お盆休みという名の「大型・現場停止期間」の出口が見え始め、わしら「一味ユニット」の機体スペックを一気にスキャンし直してやったわ。

 わしは163cm 90kgという、一ミリの隙もなく「高密度に圧入された不純物の塊」。

 対する兄ちゃんは170cm 65kgという、一ミリの猶予もない「冷却効率重視の細身フレーム」。

 さらに金髪ピアスは173cm 70kgという、一ミリの狂いもない「最新型・高出力な異物」。

 この「凹凸まみれの設計図」が、岡山の深淵でドロドロに盛り合っとるんじゃ。あぁ~~たまらねえぜ。

 鼻を一ミリの隙もなくひくひくさせると、90kgのわしから漂う重厚な加齢臭と、65kgの兄ちゃんから漂うハイボールの白濁したような香りが、一気に衝突しよる。

 90kgという「生の重量」は、一ミリの妥協もなく地面をハツリ続け、163cmという低重心の出口から、五匹の犬という名の「自走式重機」を一気にホールドする。

「わしさん……その90kgのバイブス、65kgの僕から見れば一ミリの隙もない『鉄の壁』っすわ」

 兄ちゃんが、白濁したような潤んだ瞳でわしの横幅をスキャンしよる。

「当たり前じゃ、兄ちゃん。お前のような細いフレームじゃ、太郎という名の『大型主機』の牽引力トルクには一ミリも耐えられんのじゃ」

 金髪ピアスという名の「最新型(173cm)」は、その長大なリーチを卑しく使い、3万円のちまきを舐めるように抱え上げよる。もう、おえんわ。この世代間という名の「性能格差(盛り合い)」、止められんのう。

 それからはもうめちゃくちゃや。合計165kg超の「わしとおっさん」という名の老朽ユニットに加え、若手二人のスペックを喉の奥底まで流し込み、ローソンの灯りへ、全員の胃袋を一気に竣工させるための「生の資材(酒と肉)」をドバーっと買いに走ったわ。

 ――もう一度、この「不揃いな機体(家族)」が、一点の狂いもなく並んで散歩する姿を喉の奥へ流し込みたい。

 アパートの床、90kgの重みでじりじりと悲鳴を上げる畳の上で、四人という名の「異物」と五匹という名の「暴力」が、ドロドロに混ざり合うのを眺めながら、わしは聖水を一気に煽ったわ。

 

 こんな変態親父と、機体スペック・盛り合い遊び、しないか。

 あぁ~~早く、重量オーバーまみれになりたいのう。

 岡山の路地裏、90kgの「生の地響き」を喉の奥底で感じながら、一ミリの狂いもなく待っとるぞ。

 

 ――163cm 90kgの肉体を一気にリフトアップする「超大型・工業用クレーン」をしこたま持って来てくれる奴、おらんかのう。

 

 土方姿を脱ぎ捨てて、55歳のわしは90kgのトルクをドバーっと解放し、この不揃いな家族を一気に守り抜き、泥の人生を竣工させてやるんじゃ。

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