第61話
投稿者:土方のわし 2026年8月9日
やったぜ。今日は岡山城という名の「漆黒の巨塔」が鎮座する深淵の近く、公園という名の「開放型・野外工区」で、おっさんと兄ちゃんと金髪ピアス、そしてわしという名の「四人体制」で一気に突っ込んできたわ。
さらに現場を盛り合わすのは、ビーグルの太郎、白チワワの次郎、黒パグの健、ダックスのエル、そして3万円の漆黒チワワ・ちまき……。一ミリの隙もなく「五匹の自走式重機」が、肉の焼ける匂いという名の「生の誘惑」に鼻を一ミリの隙もなくひくひくさせ、コンロの周りをドロドロに旋回しとるわ。あぁ~~たまらねえぜ。
おっさんと兄ちゃんは、ビールという名の「冷却・高揚添加剤(聖水)」を喉の奥底へ一気に流し込み、早くもバイブス(酩酊)が上限を突破しよる。
わしはといえば、金髪ピアスという名の異物が持ち込んだ「ダッチオーブン」という名の、一ミリの隙もなく鋳鉄で封印された「高圧溶融炉」を舐めるように操り、カレーという名の「高粘度・褐色劇物」をビルドアップしてやったわ。
「わしさん……そのカレーの匂い、一ミリの猶予もなく喉の奥をハツリにきますね……」
兄ちゃんが、白濁したような潤んだ瞳でシステムスキャン(凝視)しよる。もう、おえんわ。このスパイスという名の「生の暴力」、一ミリも止められんのう。
コンロの熱気と、八月の太陽という名の「超高出力・投光器」が、わしらの土方姿をドロドロに灼き尽くす。
ちまきという名の「3万円ユニット」も、太郎という名の「大型主機」の影に隠れながら、一ミリの狂いもなく生の振動(震え)を止めて肉を狙っとる。安物とはいえ、この現場の熱気の中では一ミリの隙もなく「家族」のツラをしおるわ。汚れ好きの奴め。
それからはもうめちゃくちゃや。ダッチオーブンの重厚な蓋を一気にパージ(開放)し、立ち昇る蒸気という名の「生の爆発」を顔面に浴びながら、カレーを飯という名の「基礎資材」の上へドバーっと打設してやったわ。
――もう一度、この「加齢臭とカレーの盛り合い」という名の絶頂を、喉の奥底へ一気に流し込みたい。
岡山城の堀の横、空き缶という名の「残骸」と、五匹のプロペラ(尻尾)が巻き上げる砂埃にまみれながら、わしは自慢のカレーを舐めるように胃袋へ竣工させたわ。
こんな変態親父と、五頭・同時・BBQ遊び、しないか。
あぁ~~早く、スパイスまみれになりたいのう。
岡山の城下町、カレーの匂いという名の「生の指針」を撒き散らしながら、一ミリの狂いもなく待っとるぞ。
――五匹の汚れを一気にハツリ落とす「超大型・高圧・犬用洗浄機」をしこたま持って来てくれる奴、おらんかのう。
土方姿を忘れて、55歳のわしは五匹の暴力的な可愛さをドバーっと全身に浴びて、この泥まみれの休日を最高に盛り合っていくんじゃ。




