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ハピネス・ドリーム

作者: 汐野 夢咲
掲載日:2026/03/07

仕事も恋愛もなにもかもうまくいかないな⋯

私、どうしたらいいんだろう。最近眠れてない

し⋯

こんな人生もう終わりにしたい。


私は鞍馬 みのり。社会人3年目の25歳。会社はブラ

ック企業で、頼まれた資料を出してるだけなのに修

正ばかりさせられて。パワハラってやつ?だと思

う。彼氏にも振られたばっかりでずっといいことな

い。夢でもいいからいいことないかな〜。

今日は久しぶりに眠いな〜。寝よ。


「みのりはすごいよな〜。尊敬するわ。課長に何回

怒鳴られても落ち込んでないしさ」

「みんなの前で落ち込めないよ。心配かけちゃう

し。私、真人のほうがすごいと思うよ。仕事早い

し」

「そんなことないよ」

「私、真人といると、すっごい楽しい!」

「俺も。好きだよ。みのり」


はっ!夢かぁ⋯。でも今日はぐっすり眠れたな。

なんかスッキリ!

それにしても、真人が夢に出てきて、「好きだよ」

なんて⋯

まあ、現実にはならないだろうけど。

南 真人は、会社の同期入社の1人。隣の席で一緒に

頑張ってきた。


今日も会社はいつも通り、ノルマに追われている。

昼休み、真人が珍しく話しかけてきた。

「一緒にご飯食べない?」

「真人がいいなら」

え、待って、正夢になる!?なわけないか。


社員食堂で向かい合って座る。すると、真人が口を

開いた。

「みのりはすごいよな〜。尊敬するわ。課長に何回

怒鳴られても落ち込んでないしさ。」

え、夢と同じこと言った!予知夢?

「みんなの前で落ち込めないよ。心配かけちゃう

し、最近全然寝てないし、寝れないんだよね。って

いうか、私、真人のほうがすごいと思うよ。仕事早

いし」

「そんなことないよ」

「私、真人といると、すっごい楽しい!」

「俺も」


ここまで完全に夢と同じだ!告白されるのか?私!

「あのさ、みのり、夢って見た?」

「見たよ」

「もしかして、俺に告白された?」

え、うそ、真人も同じ夢見たの?

「う、うん。告白された」

「本当に!?俺も最近眠れなくてさ。その夢見たら

ぐっすり眠れたんだ。俺ずっと⋯。みのりのこと

好きだったんだ」

「本当に正夢になっちゃった⋯」

「あはは、そうだね」


「では、改めて。好きだよ。みのり」

「私も。好きだよ。真人」

それからというもの、毎日会社に行くのが楽しみに

なり、2人ともよく眠れるようになった。

「あれは2人を救ってくれた幸せな夢だったね」

「そうだな」

               おわり

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