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出会い

ヴィーカ様と初めて会ったのは8歳の時だった。  


「初めまして。僕はヴィーカ。君の名前は?」


「アリアです。よろしくお願いします。」


「可愛い名前だね。アリアと呼んでもいいかな?」


「も、もちろんです!」


コンプレックスだった血のように赤い髪を薔薇のようで綺麗だと褒めてくれたヴィーカ様に恋をした。

年も近く、釣り合いも取れる。そのことから私たちは

幼少期を共に過ごした。 


「アリア、誕生日おめでとう。どうか僕と婚約して

欲しい。」


「もちろんです!」


12歳の誕生は、ヴィーカ様との婚約が決まった。嬉しくて、嬉しくて、舞い上がってしまった。彼の隣にふさわしいと思ってもらいたくて、頑張った。勉強も礼儀作法も足手纏いにならないように剣の技術まで磨いた。褒めてもらいたくて、認めてもらいたくて、頑張った。血の滲む努力を重ねた。そのせいで彼との距離ができて、気づいた時には彼の瞳に私は写っていなかった。


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