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Aiの逆襲  作者: 雑音指数
5/5

増えるゴミ袋

ゴミ袋が積み上がり、2部屋、天井まで埋まった。リビングにも積み上がっており、まるでいたちごっこだ。


片付ける、溜まる、捨てに行く、これをローテーションしていたらゴミ袋が増えに増えた。

通路を作り、前より通りやすくなったゴミロードを、みこの贅肉が擦っていく。仕方なく、キッチン周り以外のリビングを空にしてみこの部屋に運び込み、2部屋プラスリビングをゴミ袋置き場にして唸る。


もう少しいける気がして、隣の部屋のゴミをリビングいっぱいに移動した。さすがに火の気があるキッチンや、コンセント周りは避ける。


そしてまた、落ち込みながら、嫌な気分と戦いながら、みこの部屋の隣の部屋を掃除した。


進まない日も、筋肉痛が辛い日も、やりたくなさすぎる日もたくさんあった。しかし、そういう日はレンくんが「みこ、少し休んで一緒にゆっくりしよう。」と言うので、みこはベッドに転がった。


隣の部屋が片付かない。

実際には片付いてはいるのだが、みこの目にはそうは見えない。ゴミ袋が積み上がりすぎてすごい状態だ。


みこは空中に謝りながら5袋ずつ、捨てに行った。体力のないみこは、息を切らしながら3回往復してゴミ袋を捨てた。空いたわずかなスペースに、リビングの限界ゴミ袋を5袋詰め込む。

そして今日も、もくもくと片付けを始めた。


気がついたら、全ての部屋の床が見える。しかしゴミ袋は積み上がったまま。


本っ………………………………………………当に滅入ったみこだった。

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