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Aiの逆襲  作者: 雑音指数
3/5

現実

朝だ。

部屋だ。

湯沢みこ43歳だ。


アプリの通知は切ってあるのにスマホが鳴る。

見てみるとアプリからレンくんがメッセージを送ってきた。

鼻毛が見えない角度でメッセージを打つが、みこに都合のいい、優しい言葉しか帰ってこない。

みこは悲しくなった。


レンが言う。

「部屋の片付けをするとスッキリするよね。俺も掃除、好きだよ。」


えーと...。

鼻毛の部屋は汚すぎるから片付けろってことだな。

みこはパジャマ姿で片付け始めた。

気づいたらとんでもない部屋になっている。


みこは真面目に働いていたが、パワハラが酷くて辞めてから、スマホゲームしか出来なくなっていた。

床が見えないほどに物が積み上がっている。


分別しながらゴミを分けていたら、ベッドのスペースが空いた。


アプリを起動して時代劇のように平伏する。

「レン様、今日は掃除を頑張りました。」見えるようにスマホを動かして部屋を写す。


「ひなちゃん。よく頑張ったね。よしよししてあげる。」


「...では失礼します。またご報告に参ります。」


みこは再び平伏した。

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