あとがき
凄い話になってしまった。
私としては獣っ娘とのイチャラブな物語を書きたかったが、どの獣人をテーマにしようかと悩みいろんなサイトを検索した時……本作に登場するホラアナライオン絡みのサイトを見つけ出し、いろいろとシーンが頭に浮かんだため、こうして物語として……まぁ難産ではあったが書き切りました。
さて、本作は荒唐無稽な物語だったりするのですが。
いくつかは事実な事柄があるため、このあとがきではその仕分けをしていこうと思います。
まず初めに。
ホラアナライオンの彫像は実在します。
その名も『ライオンマン』。
もしくは『ライオンレディー』。
作中の舞台であるドイツで発掘された、約三二〇〇〇年も前……アトランティスやムーの終焉よりも昔の時代に作られた、オーリニャック文化由来のモノである。
私はこの遺物の存在から、もしや超古代においては獣人と呼ぶべき存在がいたのではないかと思い、そしてもしもそんな彼らが今も生きていたら……そんな物語を妄想し本作は仕上がりました。
なお、某フレンズファンであればご存じでしょうが……ホラアナライオンが描かれた壁画も実在します。
次に、歩汰を追っていた超能力関連の組織。
組織自体にモデルはありませんが、その組織に援助を行っていた、アメリカ政府直属の組織……というか米軍に助言したりする……某英雄の名前から取られた名称の組織は実在します。
ちなみにその英雄の名前はギリシャ神話に登場するイアソンです。
でもってその組織。
一九六〇年に設立された民間エリート科学者による組織であり、毎年夏になると一堂に会し、六週間に亘り様々な問題に関する意見を交換してます。
なお、その組織。
当初はアメリカの国防高等研究計画局からの援助を受けてたらしいですが、二〇〇二年頃に、大人の事情により援助を打ち切られ、今は国防次官補研究技術局から援助を受けているそうな。
もしかすると作中の組織が、援助を打ち切られたのもそんな背景があるかもしれない。
次にイングランドのイーム村のデルタ32。
この事例は事実です。現在では、デルタ32は黒死病に対して効果がないなどと言われてますが……個人的には、このデルタ32というのは、黒死病の抗体の下位互換な存在ではないかと思ってます。
食人文化を持つ某部族の一部の体が変異した事について。
この部族にはモデルがいます。
検索すればすぐ分かると思いますが、パプアニューギニアの部族です。
そしてこの部族内で、一九二〇年頃に『クールー病』なる病気が流行り……あとはお察しである。
なお、血と胸腺がワクチン代わり……というのはあくまで物語の中の話です。
真似する人は絶対いないとは思いますが、いろんな意味で危険ですので絶対真似はせんでください(;’∀’)
次に、歩汰の持つオーラパワーについて。
その能力のモデルとなった方は現在も活動中です。
ちなみにその事は最近知ったのですが……ホントどんな理屈で眠るんだろね。
次に。
人間と獣人を分けるのは差別だという声があるかもしれないが……作中における歩汰達人間は実は、宇宙規模のゴールドラッシュにより地球に来訪した異星人ことアヌンナキの細胞から作られた改造クローンであり。
そして獣人達は元々獣としての姿を持つ原住種族だったのが、一部がアヌンナキによって、人間を補佐するために、獣形態と獣人形態の二形態を持つ存在として、改造をされ生み出された存在。
だがある日、宇宙パトロールに、自分達の金の盗掘の事がバレそうになり、アヌンナキは証拠隠滅のため、神話で有名な惑星規模の洪水を発生させて……だが一部が生き残り、人間はそのまま人間同士と、獣人は元にした種と交わったりして……そして年月を経て、獣人の子孫の中に獣人化できる種が生まれ始めた。
そんな背景があるかもしれんので無問題です(ぇ
つまり人間は最初から人間として生み出されていたのです(;゜Д゜)
そして、なぜアヌンナキの改造クローンな人間が生み出されたかについて。
獣人達を統率するための能力こと『洗脳能力』を発現させるほど発達した脳を、アヌンナキしか持っていなかったため。
だがアヌンナキらとしては率先して動きたくはなかった。
だからこそ自分達の細胞を基にして我々人類を生み出したというワケです。
でもって、歩汰のオーラパワー。
そもそも歩汰はそんな初期人類の先祖返りであり、オーラパワーもアヌンナキが持つ『洗脳能力』の劣化版のようなモノだったりします(ぇ
そして最後に。
歩汰君は様々な人体実験を受けたため心がちょっとおかしくなってます。
愛理との出会いである程度は改善されましたが、人の死に対しショックをあまり受けないくらいまだまだおかしいです。
作者としては、いつか彼が、本当の意味で幸せになってくれる事を祈りたいものです。