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11/12

ボッチくんは仁井名リコの看病をするそうです

新作を投稿しました!

    ↓

ライアー・トゥルース ~最強にして最狂の謎多き少年は、異能学園で無双する~


ざまぁ要素多めの

学園×異能力バトル×ラブコメ

作品です!

 食事ができたので、俺は二階で横になっているリコの部屋をノックした。


「リコ、できたぞ~」

「入っていいよ」


 俺は食事を持って、リコの部屋に入った。


「美味しくないかもしれないけど、許してくれ……」

「クンクン。味噌の匂いがする……」

「ほんのり味噌味の卵入りお粥を作ったんだ」

「美味しそう……!」

「自分で食べれるか?」

「食べれ……食べれない」

「じゃあ俺が食べさせてやる」

「ありがとう!」


 俺はレンゲでお粥を掬ってリコに食べさせた。


「う~ん! 美味しい~!」

「ならよかった……。飲み物飲むか?」

「うん」


 俺はコップにスポーツドリンクを入れて、リコに渡した。


「ゴクッ……ゴクッ……」


 リコはスポーツドリンクを飲んでいる。


「綾人くん、あーん」

「はいよ」


 俺は再びレンゲでお粥を掬ってリコに食べさせる。


「綾人くん、何時に帰るの?」

「う~ん……。リコのお母さん、夕方に帰ってくるんだろ?」

「うん」

「だから……2時か3時に帰るよ」

「そっか……」

「ん? どうした……?」

「綾人くん……帰るまで私の(そば)にいて」

「リコ……あぁ。帰るまでお前の傍にいてやるから安心しろ……」

「うん!」


 お粥を食べ終わり、リコはベッドで横になっている。

 俺はリコが食べた食器やコップを洗って、リコの部屋に戻った。

 俺は床に座って、ズボンのポケットからスマホを取り出そうとすると、リコが俺の手を握ってきた。


「綾人くん……」


 俺はスマホを取り出すのをやめて、リコの手を握った。


「どうした? リコ……」

「大好きだよ……。綾人くん……」


 そんなリコを見て、俺の鼓動が早くなった。

 なんていうか……少しエロいムードが漂う。


「俺も……リコのことが大好きだよ」

「……綾人くん」

「ん?」

「……トイレに行きたい」


 …………えっ?


「は……早くしないと漏れちゃうかも……」

「えっ、それって……大か小どっち?」

「……女の子にそんな恥ずかしいこと聞かないでよ!」


「あっ、すまん……。背負ってやるよ、リコ」

「えっ……」

「熱出てて体がふらついてるのに、一人で階段下りてトイレまで行くの危ないだろ」

「…………ありがとう」


 俺はリコをおんぶして階段を下りた。

 そして、トイレの扉の前でリコを下ろして、リコがトイレから出てくるまで廊下で待った。

 しばらくすると、リコがトイレから出てきた。

 俺はリコをおんぶして階段を上り、部屋に戻った。

 リコをベッドに座らせて、俺は床に座る。


「ふぅー……」

「綾人くん……」

「ん?」


 ――突然リコは俺に抱きついてきて、耳元でこう囁いた。


「大好き……」

 

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