ボッチくんは仁井名リコの看病をするそうです
新作を投稿しました!
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ライアー・トゥルース ~最強にして最狂の謎多き少年は、異能学園で無双する~
ざまぁ要素多めの
学園×異能力バトル×ラブコメ
作品です!
食事ができたので、俺は二階で横になっているリコの部屋をノックした。
「リコ、できたぞ~」
「入っていいよ」
俺は食事を持って、リコの部屋に入った。
「美味しくないかもしれないけど、許してくれ……」
「クンクン。味噌の匂いがする……」
「ほんのり味噌味の卵入りお粥を作ったんだ」
「美味しそう……!」
「自分で食べれるか?」
「食べれ……食べれない」
「じゃあ俺が食べさせてやる」
「ありがとう!」
俺はレンゲでお粥を掬ってリコに食べさせた。
「う~ん! 美味しい~!」
「ならよかった……。飲み物飲むか?」
「うん」
俺はコップにスポーツドリンクを入れて、リコに渡した。
「ゴクッ……ゴクッ……」
リコはスポーツドリンクを飲んでいる。
「綾人くん、あーん」
「はいよ」
俺は再びレンゲでお粥を掬ってリコに食べさせる。
「綾人くん、何時に帰るの?」
「う~ん……。リコのお母さん、夕方に帰ってくるんだろ?」
「うん」
「だから……2時か3時に帰るよ」
「そっか……」
「ん? どうした……?」
「綾人くん……帰るまで私の傍にいて」
「リコ……あぁ。帰るまでお前の傍にいてやるから安心しろ……」
「うん!」
お粥を食べ終わり、リコはベッドで横になっている。
俺はリコが食べた食器やコップを洗って、リコの部屋に戻った。
俺は床に座って、ズボンのポケットからスマホを取り出そうとすると、リコが俺の手を握ってきた。
「綾人くん……」
俺はスマホを取り出すのをやめて、リコの手を握った。
「どうした? リコ……」
「大好きだよ……。綾人くん……」
そんなリコを見て、俺の鼓動が早くなった。
なんていうか……少しエロいムードが漂う。
「俺も……リコのことが大好きだよ」
「……綾人くん」
「ん?」
「……トイレに行きたい」
…………えっ?
「は……早くしないと漏れちゃうかも……」
「えっ、それって……大か小どっち?」
「……女の子にそんな恥ずかしいこと聞かないでよ!」
「あっ、すまん……。背負ってやるよ、リコ」
「えっ……」
「熱出てて体がふらついてるのに、一人で階段下りてトイレまで行くの危ないだろ」
「…………ありがとう」
俺はリコをおんぶして階段を下りた。
そして、トイレの扉の前でリコを下ろして、リコがトイレから出てくるまで廊下で待った。
しばらくすると、リコがトイレから出てきた。
俺はリコをおんぶして階段を上り、部屋に戻った。
リコをベッドに座らせて、俺は床に座る。
「ふぅー……」
「綾人くん……」
「ん?」
――突然リコは俺に抱きついてきて、耳元でこう囁いた。
「大好き……」