第11話
そろそろ、チューリップとの決着を着けなくては。
なんとしてでも終わらすんだ。
チューリップ、チューリップの母、チューリップの孫三人が俺の前に立ちはだかった。
「これで、終わりよ」
チューリップの持つチューリップの武器と、俺の剣で勝負が始まった。
チューリップみたいな武器は、意外に硬い。これ、本当にチューリップか?
チューリップがチューリップを振ったことにより、俺の剣は飛んだ。
ここで、菊、きえ、間扉、スモモが助けに来た。
「大人数さえいれば、勝てると思っているのかしら?」
チューリップは首輪を大量に投げ付けて、「みんな、あたくしの奴隷よ」
みんなはよけた。
「いつまでも、逃げられないわよ」
首輪たちが、向かって行くところを、グレーキッズが黄色のバラを投げた。
「いったい」
首輪の鎖が切れた上に、チューリップの指は切れて、血が出ている。
「やめるのだ、チューリップよ」
「グレーキッズも、洗脳しておしまい」
「洗脳できるのかな?」
「なんですって?」
「できないはずだ」
「意味がわからないわよ」
「直ぐにわかる」
グレーキッズが、俺たちのところまできて、
「我も一緒に戦うぞ」
「うん」
グレーキッズ?どこかで会ったことあるような気がする。
グレーキッズの正体なんかわからないはずなのに、どうしてだろう?
グレーキッズが大量に黄色のバラを投げて、首輪の鎖を全て切ってしまった。
「ああ、あたくしの‥‥」
「これで、誰も洗脳できない」
「なんてことしてくれるのよ?」
「君が大切な人だからだ」
「え?」
「大切だから、君の悪事を止めたいんだ」
「意味がわからないわよ。
誰なのよ?」
「君の大嫌いな顔をしときながら、君を愛している者だ」
「正体を見せなさいよ」
「見たら、君は我を愛するか?」
「美女か美男ならね」
「君は、結局顔なのか」
「当たり前よ」
「自分の子供が、ブサイクなら?」
「自分の子供として見ないわよ」
「何故、28を迎えてもその思考なんだ?
君はもう若くないのだ」
「あたくしは、若いわよ」
「30目前にして、何を言う?
君も、年をとるのだ」
「アンチエイジングぐらいするわよ」
「若さは永遠ではない」
「不老になってやるわよ。そのために、他人の体に乗り移る方法を見つけるために、異世界侵略するのよ」
「まだ、不老になる方法を探しているのか」
「そうよ」
「他人の体に乗り移る方法があっても、不老にはならないがな」
「不老になる方法はあるのかしら?」
「ないな」
「なら、探すわよ」
「君は、不老を目指すことよりも、有名になることよりも、三毛猫を妬むことよりも大切なことがある。
我が子に対する愛がなければ、親子関係は崩れる」
「すでに崩れてるわよ」
「何故、三毛猫が愛されるか」
「媚びでもへつらっているんでしょ?」
「愛を他人に与えるからだ」
「偉そうに」
「ちなみに、君の部下は、三毛猫刈り隊は、元の世界に帰しといた」
「なんてことをするのよ!」
怒ったチューリップがチューリップをグレーキッズの仮面に触れたことにより、グレーキッズの仮面が一瞬で割れた。
そこで現れた顔は‥‥。
「あなたなのね。
やっと、全て謎が解けたわ」
そう、グレーキッズの正体は‥‥。




