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世界最強にゃんこ~三毛猫を愛する者たちへ~  作者: 野うさぎ
番外編 三毛猫を愛する者たちへ 第2章
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第5話

「重扉、私戦うのこわい‥‥」


スモモが何故か震えていた。


「どうして?」


「信じたくないの。あの占いは絶対嘘だよ」


俺には意味がわからなかった。


俺は占いで出た初恋の人をいまだに思い出せない。


「スモモ、何が何だかわからないけど、きっと大丈夫だよ。


まだ占いが本当に起こるってわかったわけじゃないし、あれだけ少ない情報で何もかもわかるわけない」


「うん、そうだよね。よーし、三毛猫刈り隊を退治するぞって言いたいところだけど‥‥私、やっぱりきえに任せることにする」


「スモモ‥‥」




「私、きえと菊、どっちか大切か今までわからなかったけど、菊が一番好き。


女同士ってわかってるけど、恋愛として好き。


これが恋ってきずいたなら、菊を守るのが正解って思うの。




重扉、きえに事情は話しておくから、きえと二人で戦って?


私は戦うのこわいし、いつでも菊のそばにいたいの。


裏切るなんてさせないよ。


信じることができるように、私が‥‥。




私のやりたいことは、三毛猫を守ることじゃなくて、菊に近付くきっかけがほしいだけなんだよ。


重扉も自分の気持ちに正直になってよ。


自分の気持ちを誤魔化していたら、本当にやりたいこともわからなくなるからさ。




きえを守ってあげてね。自分を見失わないで。


きえはお姉さんだから、きっといろんなことを我慢してきたと思うの。


きえのこと、よろしくね。




今日はここに泊まらせてあげなよ。


私はこれで失礼するね」




言うだけ言って去って行くスモモ。


俺は野呂井さんと師匠の家に、1日だけ泊まることになった。




次の日。


「スモモから話は聞いたよ」


きえが来ていた。


「うん」


「スモモは頼りになると思ったけど、占いはその人の本質を見抜くんだよ。自分ではきずかない気持ちを引き出してしまうの」


「俺は引き出されていない」


「今すぐってことじゃないんじゃないかな?とにかく、行くよ」




きえと俺で三毛猫刈り隊の所に向かった。


「山は登れる?」


目の前に山がある。


「登れるさ」




「私の言うこと聞いてほしいの。




ミッケとマッケは、ここに囚われている。


アジトはここにある。


敵のアジトに向かえば、三毛猫も見つかるだろうかな?




カナシスタ、フトシスタ、ミッドシスタの三人組がいるの。




戦うことよりも、三毛猫救助を優先」




俺なんかにできるのかな?




二人で山に登り、登りきった。


途中、何度か落ちそうになったけど、きえに腕を掴まれ、助かる。




「やっと着いたよ」


随分、長かった気がする。




「残念やったな、お前らの命もこれでおわりやでえ」


目の前に三人組がいた。


きえの話によると、太った関西弁のおじさんがフトシスタ。


筋肉質の男がミッドシスタ。


ガリガリに痩せて敬語で話すのが、カナシスタ。




「生きては帰しますよ」


「帰すんだ」


「だだ、三毛猫は返しませんでえ」




「重扉、戦う準備はできてる?」


「うん。だけど、その前に‥‥」




俺は剣を構える前に大事なことがあると思う。




「どうして、こんなことをするの?」


「何やて?」


「三毛猫は何かしたの?」


「我ら、三毛猫のせいで元の世界に帰れなくなったからや」




「そんなの嘘でしょ?」ときえ。


「転送の力は、私もあるし、グレーボーイもある。ミッケもできるし、ボスもできる。




帰りたいなら、私たちを頼ればいい。




三毛猫を排除する必要はないはず。


ボスの言うことを聞くくらいなら、転送の力は珍しい能力でもないんだし、その人たちにお願いして、帰ればいい」




「わいたちが三毛猫を狙う理由‥‥」


「ストーカーしていることがばれないためよ」とミッドシスタ。


「浮気がばれないためや」とフトシスタ。


「DVしていることが世間にばれないためですね」




「「‥‥???」」




「わいら、三毛猫にばれるんや。


ばれたら、あかんや。


一回100股してたことばれたし」


「よくそんな人数と浮気できましたね」


「三毛猫ショップを浮気相手と言ったらばれたんや。


三毛猫がいなくなれば、三毛猫ショップもなくなる。


浮気がばれなくなるんや」




「あたしはストーカーしていることを、三毛猫カフェで写真撮影した時に、写真に写ってばれたのよ」




「僕は、彼女DVしていたら、彼女の飼っていた三毛猫が両親に危険を知らせて、DVをばらされてしまったんですよ」




「三毛猫はわれら、不幸の証」


「自業自得だよね?」


「三毛猫を滅ぼすしかないんや」


「その通りよ。三毛猫がいなくなれば、安心してストーカーできるわ」


「自分がやったことは反省してないんだ」




「こうゆう人たちは、ありとあらゆること、人や何かのせいにするから、話し合いなんて無駄な時間。


やっつけよう」




きえと俺で三人組やっつけた。


思ったより、弱かった。




きえと俺は敵のアジトになる洞窟に入った。


そこで俺たちが見たものはーーーー。

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