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世界最強にゃんこ~三毛猫を愛する者たちへ~  作者: 野うさぎ
番外編 三毛猫を愛する者たちへ 第2章
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第4話

剣の修行をひたすらした。


したというか、させられたという方が正しいかもしれない。


俺が率先して「やりたい」と言ったことではない。




スモモがぜいぜい息を吐きながら、


「初めてにしてはできてないよね」


「言葉の使い方、間違えてるよ」




「うむ、剣の使い方に慣れはしなくても、適当に剣を振れば人を殺すことはできるぞ」


「俺を殺人狂にしたいんですか?」




「わしの言う修行と言うのは、アマチュアでもできる。だから、悪用されやすい」


「ええ、ただ剣を降ることしかできないですからね」


「わしに弟がいてな、弟に勝つためには高等な武術より、有名になるためのセンスを身に付けようと思ってな」


「あなたはプロじゃないんですか?」


「自称プロじゃ」


「‥‥‥‥‥‥」


こんな師匠に習いに行くものじゃない。


何か必殺技が出るわけでもないし、剣を振るだけで1日が終わりそうだった。


スモモだって棒を振ることしかしてない。


師匠との戦いを申し出てみれば「わしはもう年だから」と言われるから、嘘臭くなった。




「重扉よ、わしから教えることはもうない」


「最初から何も教えてないですけどね」


「占い師がいてな、名は野呂井のろいと言う」


「名前だけ聞くとヤバそう」


「とにかく、ただひたすら、西、北、来るって回って進めばたどり着けるぞ」


「方角がわからなくなる」


「とにかく、スモモなら場所を知っとるぞ」


「え、私知らない」


「なんじゃと?野呂井はわしと同居しとるのに?」


「なら師匠が案内すればいいじゃないですか?」




師匠と野呂井さんは、事実婚らしい。


だから、名字が違う。


ちなみに師匠の名字は「師匠」とそのまま。




そして、師匠の案内により、「野呂井のハウス」に着いた。


なんか、本当に呪われそう。




「何じゃ?」


「野呂井」


野呂井と言われる人は、厚化粧が濃すぎて気持ち悪い。


アイシャドウが濃くて塗りすぎだし、鼻毛は出てるし、爪にマニキュアをつけるのはいいけどゴツゴツの石が爪についてるし、目は少女漫画なりに大きいから不気味だ。


どれくらい大きいかと言われると、顔の半分くらい。


あれは漫画の中だけでいい、実際大きいと逆にこわい。




「野呂井、この二人の運命を占っとくれ」


「面倒だけど、いいわ」


何、その返事?




占い師だから、水晶玉とかタロットガードとかで占いのかなって思ったら‥‥。


「占いは勘で当てるのよね」


「勘で!?」


これで当たるのか?


「だけど、一回も外したことないの」


それはそれですごい。


「名前は?」


「重扉」「スモモ」




「なるほど。スモモから質問するわね。きょうだいはいるの?」


「姉が一人だけ」


「親友は?」


「菊」


「菊とはどれくらいの付き合い?」


「進級してクラス替えがあった時から」


「猫は飼ってる?」


「飼ってる」


「猫の種類は?」


「白猫と黒猫、グレーの猫」


「お父さんとかお母さんはいる?」


「二人とも離婚してて、私はママのところにいる」


「好きな食べ物は?」


「さくらんぼ、いちご、ぶどう、りんご」


「見えたわ。あなたは親友に裏切られる」


「そんなことない」


「最後まで聞いて。


洗脳か何かよ。




三毛猫を救う力を求めるのは、


あなたがやりたいことか、


親友がやりたいことか、


ここをはっきりしなければ、きっと惑わされる。




人はあなたのやることまで配慮はしない。




他人の使命と自分の使命は大きく違う。




あなたの信じた人、一番信じた人が三毛猫刈り隊の黒幕で、


あなたが嫌いな人、一番嫌いで憎い人が三毛猫ワールドの三毛猫を守護する神様なのよ。


あなたの身近に存在したの」




スモモはショックを受けている。


「まさか‥‥私、信じない。


誰なのか言いたくない」




「さて、次は重扉ね。きょうだいはいるの?」


「一人っ子です」


「いとこはいる?」


「二人いたような気がします」


「あなたの正座は?」


「さそり座です」


「血液型は?」


「A型です」


「AA?AO?」


「AAです」


「初恋は何歳?」


「8歳ですね」


「初恋のことは覚えてる?できる限り語って」


「初恋の人は同級生でした。クラスがたまたま同じで、だけど、転校しちゃってそれっきり会ってません。


あんまり覚えてないんですよ」


「あなたの初恋の人が、グレーボーイかグレーキッズのどちらかの正体になるのよ」


「グレーキッズかな?グレーボーイは名前からしても男だろうし」


「どうかしら?そして、三毛猫刈り隊のボスも、三毛猫ワールドの三毛猫を守護する神様はあなたの存在にきずいていない。


つまり、あなたの使命はどちらにもきずかれない」


「つまり、どうしてほしい、と?」


「ここまでは占えない」




俺の初恋の人は誰だっけ?


柊‥‥。名前が出てこない。




スモモ、いつになったら俺たちに語ってくれるかな?

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