第2話
「いきなり何をするんだよ?」
「こっちこそにゃ」
俺とミッケはさっそく喧嘩になった。
「見つけましたわ、さっそくのところ三毛猫を」
「遠慮しなくていいでえ、刈るやでえ」
「了解しましたわ」
何なんだ?
「まずい、三毛猫刈りにゃ」
「三毛猫刈り?」
「三毛猫を専門に刈るものにゃ。
この世界では、三毛猫生存禁止法という法律があって、三毛猫を見つけたら刈っていいのにゃ」
「そんな法律があるか」
「とにかくあたちは、隠れるにゃ」
ミッケは俺をおいてどこかへ逃げた。
「ほな、坊っちゃんミッケという三毛猫見なかったやん?」
太っていて小柄なおじさんが俺に聞いてきた。
「いえ、知らないです」
今、変な三人組が来ている。
一人は、関西弁で、三人組の中で一番小柄なおじさん。
一人は、サングラスをかけていて、筋肉質で黒人で、お嬢様口調で話す三人組の中で一番背の高い男の人。
一人は、ガリガリに痩せていて、色白で、眼鏡をかけていて、見るからに背がすごく高いわけでも低いわけでもなさそうだった。
「実は、わいたちは、三毛猫刈り隊でな、三毛猫退治に参っているんや」
「何故、三毛猫を退治する必要があるんですか?」
「三毛猫は災いをもたらす、と今ここにはいないボスから聞かされているんです」と痩せている男。「僕たちは、世界を救う使命を与えられています。
もし、三毛猫を見つけたら報告をしてくれたら、すぐ駆けつけますので。
自己紹介しますね。
僕は、カナシスタです」
太っている関西弁のおじさんが、フトシスタ。
筋肉質の男が、ミッドシスタと紹介してもらった。
俺の名前を言おうとしたら‥‥
「いましたわ、どうしましょう‥‥
あたし、猫こわいですわ‥‥」
筋肉質の男が泣き出してしまった。
「ええい、役立たずめ!
わいがいったるで!」
フトシスタは、ミッケを捕まえていた。
「離すにゃ」
「おめえは、死刑やで、覚悟しとき」
助けなきゃ‥‥だけど、俺に歯向かう程の力がない‥‥。
フトシスタが、短剣をさそうとしたら、どこからか黄色のバラが現れて、フトシスタの指にあたり、フトシスタは短剣を落とした。
「痛ってえ」
そこには、グレーのスーツにマントで、顔はグレーのシルクハット帽子やグレーのサングラスでよく見えない、幼稚園ぐらい小さいと小学生ぐらい小さい二人組がいた。
「誰かしら?」とミッドシスタ。
「罪なき三毛猫を襲うのは貴様か」と幼稚園ぐらい小さい幼い声の男の子。
「三毛猫はみんなを癒し、幸福を与えるのであって、災いをもたらす生き物ではない」と小学生ぐらい小さい男の子。
「今すぐその猫を離すんだ!」と二人。
「何なのかわからねえけど、この猫の命は定められてるやでえ。
ほな、仲間の三毛猫みんな死んだんや。
こいつだけ生きていたら不公平や」
「元の原因はお前だ」と幼稚園ぐらい小さい男の子。「ボスに洗脳されているようだな」
「何をー?」
フトシスタが歯ぎしりしていら、小学生ぐらい小さい男の子が突進をして、三毛猫を抱っこする。
「しまった‥‥!」
「君は何なんですか?」
「我が名は、グレーキッズ」と幼稚園ぐらい小さい男の子。
「我が名は、グレーボーイ」と小学生ぐらい小さい男の子。
「グレーボーイに、グレーキッズか、忘れないですよ‥‥」
「ここはひとまず退散やでえ」
三毛猫刈り隊の三人組はさっていった。
グレーボーイがミッケをおろした。
「ありがとうございます」
「ありがとうにゃ」
「礼には及ばん。ただし、気をつけるんだな。
三毛猫刈り隊はまたやってくる。それまでに生き延びるんだな」
「バイ」
グレーボーイとグレーキッズは去っていった。
俺はどうやらとんでもない世界に来てしまったようだ。
まさか、ミッケが命を狙われるとか。
あの三毛猫刈り隊の言う通り、三毛猫の残骸がいくつもあった。
「許せないにゃ‥‥」
ミッケは泣いていた。
「必ず生き延びて、三毛猫刈り隊を終らすにゃ。
法律を変えてやるにゃ」
「法律なんてそんな簡単には‥‥」
「変えられるにゃ。
人々を洗脳する黒幕の正体を暴くにゃ」
あの三人組に聞いた方がいい気もするが、答えてくれないかも。
正体を暴くなんてそんなファンタジーみたいなことできるのかな?




