第1話
三毛猫は何故メスが生まれ、オスはなかなか生まれないのか。
何故なら、メスは人間世界へ、オスは異世界へ転送されているから。
俺は、磐見 軽扉。
どこにでもいる普通の中学生だったと思う‥‥。
俺は生きているのか死んでいるのか急にわからなくなって、意識が遠のいた。
気がつくと、どこだかわからない場所にいた。
ピンクの空にレインボーのカラスが飛んでいる。
聞いたことも見たこともない場所だから、こわくなるし、帰りたくなるけど、ここに来た経緯もわからないし、帰る方法もわか、ない。
空が青くないとか、カラスがレインボーとか(本当にカラスなのか?新種の鳥だったりして)不気味すぎる。
どうして俺がここに来たか振り返ってみても、普通に学校からの帰り道としか思い出せない。
俺の今着ている服も、制服だもんな。
誰か人を探すか、それともここでじっとしているか‥‥。
方角もわからないから、いつでも迷子になりやすい。
なら、じっとしていよう。
結局、何もないし、誰もこない。
空の色は変わらないため、昼間なのかそうじゃないかもわからない。
お腹もすいてくる頃だろうし、誰か人を探すことにした。
しばらく歩いていると、大量の三毛猫がくつろいでるところを発見した。
三毛猫を見つけたところで、どうにもならない。
だけど、「軽扉にゃん」と話かけられたから後ろを振り向くと、三毛猫だった‥‥。
三毛猫が喋った‥‥。
「うわああああああああああああああああ」
俺はそのまま失神した。
「軽扉にゃん、大丈夫かにゃ?」
気がつくと俺はダンボールで作られた小さな家にいたらしい。
猫からすれば大きいだろうけど。
「大丈夫です。ありがとうございます」
「あたちは、ミッケにゃ」
「ミッケ?」
ミッケ?
「そもそも、何で俺の名前知っているんですか?
しかも、何故猫なのに喋るんですか?」
「運命を感じるからにゃ」
「意味がわからない」
「ここは、三毛猫の世界にゃから、三毛猫も普通に喋る。
人間が訪れること玉にあるにゃ」
「俺は、気がついたらここにいて‥‥」
「そうゆうこともあるにゃ」
人が真剣に聞いているのに、この猫なんかムカッときた。
「ところで、急に倒れていたけど、熱はないかにゃ?」
ミッケが肉球を額においたものだから、
「触らないでください!」
と、ミッケを壁の方に投げた。
「うにゃああああああああ」
何なんだ、この世界?何がどうなっている?
何もかもが奇妙だった。
俺は元の世界に帰れるのか?




