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世界最強にゃんこ~三毛猫を愛する者たちへ~  作者: 野うさぎ
番外編 三毛猫魔法使いさくら先生
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第22話

あたしは、本当のママちゃまと本当のパパちゃまに会いたいのです。

離婚を繰り返しているうちに、本当の両親がどこにいるのか、わからなくなっていったのです。

ずっと一緒にいたかったのです。

離婚なんかしないで、ずっと仲良くしてほしかったのです。


サクラ様の両親も、高校卒業後に結婚して、あたし達のメンバーではなくなってしまうのです。

サクラ様はみなちゃまから、可愛がられて嫉妬することもあったけれど、サクラちゃまはあたしにも、懐いてくれたのです。


さくらさんの弟子である、さくら二号からも指摘されることがあったのです。

「さくら先生は優しいから言わないかもしれないしれないですにゃ。

にゃが、言わせてもらいますにゃ。

あまりにも、自己中心的な行動をとると、メンバーから外してもらいますにゃ」

「何故ですか?」

「桜は自己中で、わがままで、自分のことばかり見てもらおうとするところがありますにゃ。

メンバーのみんなは、優しいから合わせてくれるけれど、これじゃあチームワークとは言わないですにゃ。

ただ、みんなを振り回しているだけですにゃ」


弟子のくせに、生意気なって思っていたけれど、

さくらさんの弟子であって、あたしの弟子ではなかったのです。

だから、あまり強いことは言えなかったのです。


あたしに、親友もいないのです。

長続きする恋人もいなくて、そのうち誰にも相手にしてもらえなくなったのです。


あたしは、この世界が嫌いなのです。

この世界が悪いのです。

あたしの本当のママちゃまは魔法の世界にいると聞いたけれど、いないし、見つからないのです。

あたしの、他人の魔法を奪い能力で奪っても、人を探せる能力者がいなければ、それは叶いそうにないのです。


だけど、あたしはこの大嫌いな世界に、復讐したくないのです。

この世界は、憎いのです。

ですが、これがあったからこそ、感謝ができるようになるのです。


人は当たり前なことに感謝しなくなるのです。

ですが、当たり前じゃないから、ありがたいのです。


この世界が嫌いだとしても、大好きな人たちや仲間がいるのです。

あたしは、自身の魔法で誘惑を振り払ったのです。


あたしを包む光を崩壊したのです。

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