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世界最強にゃんこ~三毛猫を愛する者たちへ~  作者: 野うさぎ
番外編 これだけ愛しても
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第2話

かねこちゃんに、さくらちゃん。


「かねこちゃん、家に帰らないの?」

「帰らないにゃ。ボク、生きてないから」

「え?」

「葬式来てないんだ。ボク、死んだの」

「死んだって?」

「ボク、幽霊」

「じゃあ、幽霊が見えるってことは、私、霊感あるの?」

「ないよ。見えるから見えるの。ただ、それだけ」


話よくわからないや。

かねこちゃんは、私のまた従妹となるため、遠い親戚となるから、あまり接点はなかったりする。

かねこちゃんは一歳年下の妹がいたけど、かねこちゃんが二歳の頃に、妹が一歳の頃に両親が離婚して、父親がか

ねこちゃんを、母親が妹を引き取ることになり、シングルファザーの家庭で育ち、母親をよく知らないらしい。


私からしたら、かねこちゃんは子供だ。

いくら10代を迎えていても、まだ未成年なわけだし、こんなところにずっといさせたら、私が犯罪になる。


「パパとかに電話しようか?」

「無駄だと思う」

「無駄って?」

「パパは若いお姉さんと遊んでいて、ボクには関心がない。それに、近いうちに再婚して、連れ子も来るの」

「連れ子って?」

「そう。 連れ子。 だから、ボクはここにいる。

だから、ユウキちゃんの力になる。お手伝いもする。わがまま言わない」

「あたちもだにゃ。あたちもここに住むにゃ」

この猫、何なのか私も不思議でしょうがないし、この子供と猫も言うことを信じていいのだろうか?


だけど、私の父方の祖父は「かわいいではないか。猫もかねこちゃんも」と喜ぶのであった。

私の家に両親はいなくて、父方の祖父と二人暮らしである。理由は、祖父が妻に先立たれて、さびしいためだとか。

とはいえ、その子を親戚で無断で引き取ってもいいんだろうか?

そんな疑問を抱いていた。


私は英会話スクールで、習い事をしていた。

プライベートの充実をさせるために、習い事を始めたかんじだった。

英語はやればやるほど上達するけれど、それを仕事にできるかと聞かれると、そのレベルまではまだ遠い感じだった。

英会話スクールで、共通の趣味を持った友達もできるし、充実はしていた。


犬野さんとは、近いうちに諦めようとか考えていた。

祖父の介護とか重なったり、かねこちゃんを学校に通わせたりとかしなくてはならないだろうし。

一応、親戚のかねこちゃんのパパの方に電話してみても、「引き取るなら引き取れば?」という冷たい言葉しか返ってこなくて、あまりかねこちゃんのことを心配している様子はなかった。

かねこちゃんは住んでいる場所が違うということで、学校を転校しなくてはならなくもなってくるので、かねこちゃんにどうしたいのか聞いてみることにした。

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