第6話
桜がしばらく帰ってこないですぞ。
咲良ちゃんと二人で、女神のところに向かったのですぞ。
女神とは桜には言わなかったけれど、桜の実の母親のこと。
桜の8歳の誕生日を過ぎたら、魔法の世界に帰るという契約だったため、桜が8歳になった時に、離婚という形で、魔法の世界に帰ったということですぞ。
桜は女神と人間のハーフで、最高級の強い魔法を持つということになりますぞ。
桜は、女神が自分の母親とはきづいていなかったということですぞ。
「女神、そろそろ桜に自分が本当の母親と言ったら、どうなのですか?」
「実は、まだなのですわ。桜が女神としての能力に目覚めてなさそうなのですわ」
そう、桜が女神としての能力に目覚めない限りは、桜自身にカミングアウトできない契約。
おいらたちが言えばいいと思うかもしれないけど、これも契約違反となり、二度と娘と母が会えない呪いをかけられるという結果になるらしいですぞ。
そう、そもそも女神が人間世界にいていいわけがない。
なら、女神の母、桜の祖母が呪いをかけたということになりますぞ。
そいつの名前は、大女神。
大女神は、厳しい人で、教育ママと言っていいくらいだと思いますぞ。
おいらと、咲良ちゃんは、そのまま散歩に行くことにしましたぞ。
やることがないから。
近場の公園にでも、いましたぞ。
「あたい、みかん園行きたいでござる」
「そんなに食べたら、太りますぞ」
「みかんぐらいで太らないでござる」
そこで、低い女の人の声が聞こえたのですぞ。
「あらあ、二人とも久しぶりね」
「誰なのでござるか?」
「あたくしは、桜様よ」
「サクラ様が大人になったのでござるか?」
嫌な予感しかしないですぞ。
「あたくし、成長した佐倉桜様よ。
さっそく、あなたたちの魔法を奪わせてもらいますわ」
攻撃態勢に入ったけれど、剣から魔力を感じられない。
「水斬り」
と唱えても、水が出なかったのですぞ。
「もしかして・・・・」
「ツリーリボン。
あれ、あたいも魔法が発動しないでござる」
「もう、終わりよ」
「逃げまずぞ」
「うん」
おいらと、咲良は、そのまま逃げたのですぞ。




