表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/58

6部に出て来たアナスイって最初絶対女だったよな?


※※※



 さて、家に帰って来た。


 今日も今日で色々なことがあった……。


 大体、昨日からほとんど寝てないわけだし、今日こそはゆっくり眠らせてもらおう。


 手早く準備を済ませた僕はそのままベッドの中へもぐりこんだ。


 あ、そういえば今日は金曜日じゃないか。

 これは明日の夕方まで熟睡コースだな。


 僕は眠気に誘われるまま、安らかに目を閉じた―――。


 ―――――ヴヴッ。


 枕元に置いていたスマホが振動する。


 くそ、またこのパターンかよ。まさか世奈か!?


 そっちから連絡するなって言ったのに! 本当にわがままな奴だな!?


 多少のイライラを込めながら僕はスマホの画面を見た。


 電話だった。


 応答ボタンを押して、怒鳴る。


「もしもしぃ!? どういったご用件ですかぁっ!?」

『あ、あのっ、私、東桂木です! 真くんは御在宅でしょうかっ!』


 恐怖に震えたような可憐な声が僕の耳に飛び込んで来た。


 全身から血の気が引いた音がした。


「……佐藤です……僕の名前は……僕の名前は佐藤真です」


 ま……またまたやっちゃいましたァン!

 ちゃんと通話相手の名前を確認しなかった僕のミスだ……っ!


 圧倒的猛省……っ!


『あ、真くんですか? 電話だと声に迫力があるんですね! 私ちょっとびっくりしちゃいました。間違えてかけちゃったかなって』

「い、いや、一葉さんは悪くないよ。悪いのは僕だ……」

『……? よく分かりませんけど、あんまり気にしないでください。携帯電話で通話するときに聞こえる声は合成音声という話ですから、本来の声と違って聞こえるのも当たり前なんです!』


 ちょっとズレたフォローが返って来た……。


 マジでごめん、一葉さん。


「え、えーと、話は変わるけど、というかこっちが本題だろうけど、急に電話なんてかけて来てどうしたの? 何か困ったことでもあった?」

『いえ、そういうわけじゃないんです。ただ、電話で訊いた方が早いかなと思って』

「何のこと?」

『単刀直入に言いますね。あの、その、えーと……明日と明後日、どちらかお暇ですか?』

「うん? ……まあ、暇だけど?」


 僕は部活もやっていないので基本的に暇だ。


 暇を持て余した神々の遊びだ。


 ……ちょっと何言ってるんですかねー、僕は。


『そうですか。それでは、そのどちらかの日に私とデートをしましょう、真くん』


 ……ちょっと何言ってるんですかねー、一葉さんは。


 そろそろ僕の萌えのキャパシティが限界を超えるぞ?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ