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くり返しともう一度

作者: PET
掲載日:2009/04/12

昔話を繰り返すみたいに

彼女が最後に使った言葉が、

ずっと頭から離れないでいる


消えそうなのに消えてない

記憶の螺旋は僕らの中に

誘惑の迷路は僕らの外に


キミはとにかく不思議がっていた


途切れそうで途切れないこと

日常には進化がないのに

生活には変化がないのに


誰もが、限界を感じている未来に

意味があると思いたいのは何故?


そういえば彼女はボクにこう言った

「あなたは傍観者のように、自分のことに無関心」

「あなたは植物と同じように、ただ息をしてるだけ」


そのあいだボクはこんなことを思ってた

『キミはお洒落に夢中で、自分のこと以外目に入らない』

『キミはどっかの母親と同じことを云っている』


手があるのに、動かさないのはどうして?

足があるのに、上を目指さないのはどうして?


でも いま聞こえてくるキミの声は、とても心に響くんだ


可能性を広げたいって考えているのなら

あなたの身体は、あなたに忠実になるのにね


栓の無い湯船に浸かり、手のひらで蓋をする

今の温もりを、このまま感じていたいんだ


否定的な感情が邪魔しなければ

あなたの意識が、自由な身体に従うはずなのに


栓の無い湯船の底に、眠りながら潜りこむ

このまま行き着く先を、ただ見ていたいんだ

                                           

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