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アベストロイアの悲劇②

魔人とアルトの戦いが今始まる。

アルトはレジェンダリー級の魔人エグリオとガルドを倒すため闇を纏ったエグゼリオンを強く握る。


アルトは強く地面を蹴り、エグリオに斬り掛かる。

しかしそれをガルドが防ぎ戦いは始まった。


アルトの高速の連撃それを既のとこで防ぐガルド、すると空中から魔弾が飛んでくる。それを後退して交わし闇の斬撃を放った。


エグリオがそれを交わすと今度はガルドが大剣を振り下ろしてくる。


「ほほぉー。なかなかやるでは無いか、アビストロよ。」

エグリオは不敵に笑うと魔法を発動した。


「切り刻め、エンドレスカッター!」

エグリオが手を振りかざすとアルトの方へ黒い斬撃が幾度と無く飛んでくる。


エグゼリオンで防いではいるが、量が多すぎて防ぐので精一杯だそんなときガルドも技を仕掛けてくる。


「破滅の一撃 ガムグルダフ ブレイカー。」

ガルドの一撃は地面をえぐりながらアルトの方へ飛んでくる。


後方へ後退しエンドレスカッターを交わしガムガルダフ ブレイカーを横に逃げ交わした。


しかしエンドレスカッターは変わらず黒い斬撃がアルトを襲う。


「あの技をとめないと。」


エグゼリオンを強く握り振り返りざまに魔法を発動させる。


「ダークスラッシュ!」

エグリオに向け剣を振るとエンドレスカッターを飲み込みながら闇の一撃が飛んでいく。


エンドレスカッターをやめ逃げようとするがそんな暇はなかった。


しかしそこにガルドが割って入ってきて技を放つ。


「ダークブレイカー!」

渾身のガルドの一撃とダークスラッシュがぶつかり力は相殺しあった。


しかしアルトは間髪決めずに大技に出る。


「終焉の壱 斬!」


エグゼリオンから放たれた闇の斬撃は学園から逃げた時とは比べ物にならないくらいの威力でエグリオとガルドを襲う。


回避は不可能そう感じたエグリオとガルドは技を止めに入った。

「まずい!滅龍の破壊砲!」


「奥義 ベリアルスラッシュインパクト!」


エグリオは滅龍系魔法の最高位魔法を発動し、エグリオは奥義で止めにかかる。


しかし勢いはおさまらず2人を飲み込もうとする。


「こうなれば、、、!」


「禁忌 ベリグルベルグリーパー」

ガルドは禁忌魔法を発動させ遂に終焉の壱 斬を止めることに成功した。


しかしガルドの大剣は砕け、ガルドの腕は闇色になっていた。


「力が入らない。まるで腕が無いみたいだ。」


「それはそうだ。終焉の壱 斬は飲み込んだものを闇に連れ去る技。お前の腕は闇に飲み込まれた。それはもうお前の腕でもこの世のものでも無い。」


ガルドは黙ったままだ。


「これは私も本気をださねばなるまいな。」


エグリオが手をかざすとそこに1本の槍が現れた。


「魔装 ゲルグルドこれを使うのは何百年ぶりだろうか。」

エグリオの目付きが変わりアルトに襲い掛かる。


エグリオの槍から放たれる高速の突きの速度は、尋常では無い速さでアルトを襲い、交わすのも危うくなり始めた。


「よくも俺を怒らせてくれたな、、、。」


ガルドは小さく呟いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その頃ネネとニムルはアルトの戦っている後方で数千の魔族と戦っていた。


「あんたらの相手はわっち達よ!」


そう言ってニムルはいつも使っているダガーをしまい。空間に手をかざす。すると1本の赤いダガーナイフが現れた。


「魔装 紅の狂乱者。」


それを掴むと同時にニムルは敵の群れへ突っ込んだ。


「狂い舞、焼かれて踊れ!狂炎の輪舞曲!」

超高速のニムルの斬撃が魔人、魔獣を斬り踊る。

斬られた相手は燃え上がり獄炎に焼かれながら消えて行く。

その燃え踊る姿はまるで炎の舞踏会である。


そんな時ニムルに合図がかかる。


「ニムル下がって!水具現化魔法 水竜 リーグルハイド!」


ニムルがネネの後方に下がると同時に水の守護神である竜、リーグルハイドを具現化させた。


その姿は水で出来た神話のドラゴンを思わせるような成り立ちである。

「放て!滅龍の水撃!」


ネネの言葉と共にリーグルハイドは1発の滅龍系魔法を魔人の群れに撃ち込む。


その威力は絶大で街の外壁をも破壊し敵の後方数百メートルを無に返した。


「やっぱり今の力じゃ1発が限界ね。」

リーグルハイドは消滅したのであった。


「これであと半分ね。ネネ、サポート頼んだわよ!」

そしてまたニムルは敵の群れに突っ込んだのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルトとエグリオが交戦している中ガルドに異変が起きていた。


「ぶっ殺してやる、、、。」

ガルドは闇に染った自分の腕を噛みちぎり全身から黒い禍々しい力が吹き出した。


「魔変、解放、、、!」


ガルドの身体がみるみるうちに変化し、ちぎれた腕も生えてきた。


その黒い姿はまるで悪魔のようで不気味なオーラを漂わせている。


「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!」

ガルドはエグリオをも巻き込む勢いで魔法を放つ。

「セルロイド ゼロ!」

ガルドの目の前に出てきた黒い球体は圧縮され超高濃度レーザーを発射した。


エグリオはそれに気付きすんでのところで交わす。

アルトも交わそうとするが後ろにはネネとニムルがいる為交わすことが出来ない。


「この魔法は流石にやばい。」

このピンチを察したのかエグゼリオンの闇の力が増大する。


「一か八か、、、。打ち上がりやがれ!」


アルトの渾身の振り上げで魔法を上に弾き飛ばした。


すると空でセルロイド ゼロが弾け世界が闇に染まる。


アルトがセルロイド ゼロを交わさなかったのを見て、エグリオは不敵に笑った。


「ほほぉー。そうか、ならば先にあちらから殺そう。」


そう、エグリオが見たのはネネとニムルの方だ。


「さぁ死ね!ミリオンレーザー!」


エグリオの槍ゲルグルドから大量のレーザーがネネとニムル目掛けて発射された。


アルトは2人を守るため全てのレーザーを切り落としにかかる。


しかしそのレーザーは終わらない。


「さぁ、いつまで耐えれるかな?」

エグリオがニヤニヤと笑う。

そしてガルドまで魔法を発動させた。


「今度こそ死ね!消滅魔法その参 ブラック コロナ。」

ガルドは小さな黒い太陽を生成しこちらへ打ち出した。


しかしアルトはミリオンレーザーの対処で手一杯でこれを防ぐ事は出来ないそう思えた。


そこである出来事が起きる。


空から魔剣エグゼガルドが降ってきたのだ。


「これは、、、!?」


エグゼガルドはアルトの異空間ボックスの中にあり、アルトが取り出さない限り絶対出てくる事はありえないのだ。


しかしそんな理を超えてエグゼガルドが現れたのだ。


使え、という事なのか?

ミリオンレーザーを撃ち落としながらアルトはエグゼガルドがを掴んだ。


その時、エグゼリオンの纏った闇はエグゼガルドへ移動しエグゼリオンは光の剣へと姿を変えた。


それと同時にアルトの光と闇が完全に共存状態へと変貌を遂げたのであった。


ーこれならいける!ー


そう、光のエグゼリオンにはあの魔法が使えるのだ。


「全てを消しされ!ライトエクステンション!」


エグゼリオンで横に一閃。

その刹那その光に当てられた魔法は全て消え去った。


「なぁん、だと、、、!?」


そしてアルトは2本の剣を構え魔法を発動させる。


「終焉の弍 滅!」


エグゼガルドとエグゼリオンから放たれたその技は光と闇の共存状態による力の増大でとんでもない威力を誇っており、何者にも止められない。


「エグリオ後は任せたぞ、、、。」

ガルドはエグリオを技の範囲内から遠ざけるように蹴り飛ばした。


「こんなものなんかに殺られてたまるか!」

ガルドは全魔力を使い禁忌魔法を発動させた。


「禁忌ゲルメルド砲!」

ガルドは一撃で島を消し飛ばすと言われる禁忌魔法をはなった。


しかしアルトの技は止まらない。


「終焉の壱 滅は範囲内の全てを破壊し尽くす魔法だ。光と闇の共存状態でのこの技は、そんな禁忌程度の魔法では止まらない。」


「ちくしょう!!!!!」

ガルドは塵も残らず消し飛んだのであった。


「あと1人か。」

エグリオの方をアルトは見たするとエグリオの様子がおかしい。


「よくもガルドを、、、。よくも、よくも、、、!!!!」


「禁忌 生き血を啜り(すすり)て力を欲す真なる魔人よ。今ここに降臨せよ。魔変 解放」


エグリオは黒い禍々しいオーラに包まれる。

そしてこの戦いに参加している魔人、魔物その死体までもが闇に変りエグリオに取り込まれる。

ガルドの時の魔変 解放とは明らかに様子が違う。


「アルト様!これは一体何が起こってるのですか!?」


「ネネ、ニムル!俺の後ろに隠れていろ!かなりやばい状態になった。」


「一体何が、、、。」


「これは禁忌魔法。自分と周りの味方を生贄に一時的に魔王に転生する魔法。効果が切れるとそのまま死んでしまうがその力はその辺の魔王種より上だ。相討ちにしてでもこいつは俺を殺したいみたいだ。」


「そんな!今のアルト様で敵う相手なのですか!?」


「もしも俺が死んだらお前らは全力でエミルを奪還しあいつを守れ。」


「そこまであの人間の事を、、、。分かりました。絶対に助け出してみせます。」


「まぁ、負けないけどな!」

アルトはこんな状況なのに笑顔をこぼした。


そして奴は静かに立ち上がる。


「アルト・セシスタお前だけは命にかえて殺す。」


魔王エグリオが誕生したのであった。

新たに生まれた魔王と光と闇の共存状態を解放したアルトの戦いが始まります!


次回をお楽しみに。

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