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序列クラスマッチ③

毎日朝6時に投稿して行きますので応援よろしくお願い致しますm(*_ _)m

拓斗は考えていた。


今まで仲間の力を借りてサポートに徹していた自分が1対1でどうやって戦うのか、どう立ち回るべきなのか考える事は山ほどある。


そしてその時は刻一刻と迫ってくる。


「第5試合マサト対とうやの試合を始める!」


「とうやお前なら大丈夫だ!」

「負けるわけねえだ安心しろ!」


「俺も勝ってくるぜ!」


そう意気込んでマサトはフィールドへ向かった。


「俺じゃなくてよかった」


拓斗は小さ呟いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「それでは始める!いざ尋常に始め!」


マサトは瞬時に自分の周りに魔法陣を展開し、守りを固める。


「リフレクトシールド」


とうやは銃を抜きマサトに向かって連射する。

そしてその弾は、全てマサトの魔法の内側からマサトに向かい飛んできた。


「やっぱりか!」


確実にマサトを捉えたように見えた、とうやの弾丸はマサトに当たる前に地面に落ちた。


「貴様何をした!」


「それを教えたら攻略してくるだろ!教えるかばーか!」


「はっ?」


とうやの頭に血管が浮き出る。そして銃を構えた。


「舐めやがってぶっ殺してやる!」


とうやの銃に魔力が込められていく。


「デストロイブラスト!」


強烈な一撃がリフレクトシールドの内側からマサトを襲う。


「ちっなんて強力な空間魔法なんだ……」


そうとうやの弾はとうやの空間魔法によって至る所から出現していたのだ。

そしてマサトは内側からの攻撃をもろに受けたかのように見えた。


「貴様なんでまだ立ってんだ。」


「ちっ流石に強い全ては止められなかった」


マサトはリフレクトシールドを重ねがけして内側に入ってきた弾を防いでいたのだった!


「今度はこっちから行くぞ!」


マサトは特大の魔法陣を展開し魔法の体制に入る。


「遅いんだよ!デストロイブラスト!」


リフレクトシールド越しにデストロイブラストを受けるマサト。シールド越しとはいえダメージは高くかなり効いているが、それに動じず魔法を発動させた。


「極大魔法 シルフの息吹!」


嵐をも超える竜巻が一直線にとうやに迫っていく。


「ちっ、厄介な。デストロイブラスター!」


銃に溜めたエネルギーを一気に放出し、その勢いで攻撃を交わしていく。


「な、なんだと!?」


「これで終わりじゃねぇぞ!」


「しまった!」


放たれたデストロイブラスターは空間魔法で行き先を変えマサトの背後から現れたシールドを突き破った。


「勝負あり!勝者とうや!」


「よっしゃ!よくやったぞとうや!」

「当たり前だ!」


「惜しかったな。まぁ次がある」

「うん……」


マサトは相当悔しそうだった。


「おい拓斗どうしたんだ浮かない顔して」


不意にアルトが拓斗に話しかけた。


「いや、その……僕って今までサポート役として戦ってきたじゃないか。だからどうやって戦えばいいか分からなくて」


正直に打ち明けた。


「なんだそんな事で悩んでたのか。要は使い方だ魔法にも使い方存在する。例えば木は細く鋭利に削れば武器になるし燃やせば燃料になる。そして組み合わせれば家具にだってなるだろ。それと同じでお前の魔法にも違う使い方があるんじゃないのか?移動以外にも形を変えれば新たな力になるかもしれないそれをよく考えてみるんだな」


「そうか……形か……!ありがとうアルト僕やって見るよ!」


拓斗は何かを閃いた見たいで顔付きが変わった。


「それでは第6試合あやと対拓斗の試合を始める!」


「あいつはサポートしか出来ないはずだ勝てるぞ!」

「俺達の力を見せてやれ!」


「拓斗行けるか?」

「大丈夫僕やれるよ」


拓斗の目は覚悟を決めた男の目になっていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「それでは第6試合目を始める!いざ尋常に始め!」


始めの合図と共に先手を打つようにあやとが仕掛ける。


「アイシクルレイ!」


拓斗の頭上から特大の氷柱が降り注ぐしかし拓斗は交わすことなく右手を天に向け掲げ前を見据える。


「リバース」


拓斗に降り注がれた氷柱は全て空間魔法に飲み込まれ、消えた氷柱は全てあやとの頭上から現れた。


「ちっ、そう来たか」


あやとは大きく後ろへ飛びそれを交わした。


「これならどうだ!」


手元に大きな魔法陣が出現し魔法を構築していく。


「くらえ!極大魔法エルレイルブリザード!」


特大の氷の塊が拓斗へ向け飛んでくるが流石に大き過ぎて空間魔法で跳ね返す事は出来ない。


しかしあやとの極大魔法は真っ二つに割れ、拓斗に当たる事はなかった。


「どういう事だ!」


「要は形だよ。君の極大魔法を中心から縦に空間魔法で無かったことにしたのさ」


「は?」


あやとの頭は理解が追いついていない。


「そして無くなった部分はどこにあると思う?」


あやとが振り向くとすぐ真後ろにエルレイルブリザードの中央部分のみが接近しており気付くのが遅れたあやとは自分の魔法で吹き飛ばされた。


「勝負あり!勝者拓斗!」


「空間を切り取るとかそんなのありなのかよ……」

「俺の空間魔法でもそんな事出来ないぞ……」


一気にチートぶりを発揮した拓斗はアルトに向けこう言った。


「僕も君と同じ道を歩むこと諦めてないから。一緒に上へ上がろう!」


「あぁ!」


そう言って二人は拳を合わせた。

面白い、もっと読みたいと思ってくださった方は、感想や評価、またはブクマなどをしてくださると凄く嬉しいです!

今後頑張れます。

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