勇者アルト
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エグゼシスを手にしたアルトは今までの姿とは一変し、光の力に満ち溢れていた。
髪は闇のような漆黒の黒から光を体現したような白髪になり、目は燃えるような紅い瞳から、黄金色に輝く金色に変化している。
「アルト……お前勇者の力を……」
「皆のおかげで思い出した。平凡な日常を守るには、周りの人達を守らないといけない事を」
強く剣のグリップを握ると光の力が溢れ出す。
「俺は、今の仲間を助ける為なら魔王にでも勇者にでもなってやる」
一気にオルタルトに接近し剣を振るう。
すると暴走するオルタルトは危機感を感じたのか一撃を剣で防ぐいで見せた。
そこからオルタルトは自らの体に攻撃が当たらないよう剣で応戦するようになった。
「グォォォオオオオ!!!!」
オルタルトが勢いに任せて剣を振り回し、無数の剣を召喚し、アルトへ放出する。
それを見たアルトは腰にエグゼシス構え力を溜めた。
「聖剣乱舞 壱の型 トワイライト」
オルタルトの剣を全てかき消し、その刃がオルタルトの腕を切りとばした!
「グォォォオオオオ!!!!」
エグゼシスで斬り飛ばされた腕は再生が今までより遅く、確実にダメージが与えられているように思える。
「行ける!」
一気に距離を詰め、一閃
しかしその一撃はオルタルトの手によって防がれた。
「な!?」
オルタルトの様子がおかしい。
「魔王であり勇者か。貴様やはり面白いな」
「自我が戻ったのか!?」
「いやはやスッキリしたよ。全ての枷が外れたような感覚だ」
「だからなんだよ」
「貴様には感謝しているのだ。久々の死の感覚を与えてくれて感謝している。そして貴様には我から死を送ろう」
オルタルトの両手に異常なまでの闇のエネルギーが圧縮されていく。
危険を察したアルトは咄嗟に剣を構えるが目の前に奴がいない。
「上だ!」
上を向くと超高密度圧縮された闇の剣がアルトに向け振り下ろされる。しかしアルトはエグゼシスを振り上げ、その一撃を受け止めた!
だがその一撃は重くアルトの体は地面にめり込みアルトを中心としたクレーターが出来るほどだ。
「こんにゃろ……!」
渾身の力でオルタルトを弾き飛ばしたアルトは追撃するように距離を詰める。
「聖剣乱舞 弐の型 ヘブンズドライブ!」
横薙ぎから始まる前進高速四連撃がオルタルトを斬り飛ばし上空から地面に叩き付けた。
「デッドエンドブラスター」
地面に叩き付けたはずのオルタルトから直ぐに超大技が返ってきた。
その技は、今まで見た技の中でも特に別格でアルトは察した。
「あっ死んだ……」
「アルトまだだ!」
エグゼシスの声でふと我に返り既の所で交わしてみせた。
しかしその力は太陽が登る空を闇に染める。
それはまさに絶望の闇とでも言える程暗く世界が闇に染まる。
「この世界は後5分もすれば消える。この闇は全てを無に返す闇。お前も、この世界も、これで終わりだ!」
漆黒の闇
アルトの光で闇を照らすがまるで光が通らない。
段々と五感が薄れて行く。
消え行く感覚と薄れ行く意識の中アルトはしっかりと、声を聞いた。
「アルトなら大丈夫」
「アルトが何とかしてくれる」
「アルト様は誰にも負けない」
「わっちらのアルト様は最強だ心配に値しない」
「アルト負けんなよ」
「お兄ちゃん負けないで!」
「信じてるからアルト」
無くなった視界アルトにトドメを刺すべく無けなしの1発がアルトに向け放たれた。
「世界と共に死ね!デッドエンドブラスター!!!」
見えないはずの視界。
しかし見えた、一筋の光
「俺は負けない!仲間の為にも!」
エグゼシスが一気に輝き出す
「聖剣乱舞 奥義 スパイラルコロナ!」
一直線に光の刃が飛んで行くこと18連撃、最後の一振が天高くから振り下ろされ、闇を断ち切る。
その18本の光の刃は円になり、デッドエンドブラスターと世界を飲み込む闇を飲み込んで行く。
その円はまるで太陽の様に光り輝き、全てを照らす。
「俺の世界から居なくなれ!!!」
「グォォォオオオオァァァ!!!!アルト・セシスタ……!!!」
オルタルトは光に飲まれ塵も残らず抹消したのであった。
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闇は晴れ、空は雲一つない快晴。
アルトはオルタルトを倒したのだ。
激戦からかアルトの体はボロボロで立っているのがやっとのようだ。
戦いが終わった事を察した仲間達が拓斗の空間魔法で駆けつける。
「アルト……!」
エミルが勢いよくアルトに抱き着く。
フラフラのアルトは倒れそうになるが既の所でとどまって見せた。
「信じてたよ……アルト」
「皆の声聞こえたよ。ありがとう」
「ありがとうは、こっちのセリフだ!」
皆が祝福してくれる。
(こう言うのも悪くないな)
そう笑ってアルトは崩れ落ちる。
「アルト!?」
「直ぐに手当を!」
直ぐに回復魔法をかけるがアルトに変化が起きる。
髪は白髪から元の白と黒の髪に戻りエグゼシスは2本の剣になりエグゼガルドは異空間ポケットへエグゼリオンは腰の鞘へ戻った。
そして
「え!?アルト!?」
アルトの体は縮んでいた。
縮んでしまったアルト。
そして第一幕はクライマックスへ
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