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魔王オルタルト

毎日朝6時に投稿して行きますので応援よろしくお願い致しますm(*_ _)m

奴が現れる数分前


ルリアは魔力の痕跡を辿りエミルのはいる拘束魔法の箱を見つけた。


「私の推測だとこの中にいるはず」


拘束魔法の箱にルーン文字を書きなぐり、魔力を込めたる、するとルーン文字が拘束魔法の魔力を吸収し始めた。


「ルーン魔法 ゼロの吸引文字」


拘束魔法を完全に吸引し終わるとそこにはエミルがいた。


「ルリア!?ごめんなさい。状況を伝えに戻る途中に奴らに捕まった。それより今は何回戦!?」


「ほんとヘマしてくれたおかげで決勝戦出られなかったじゃない。でもあなたが無事で良かった。試合はちょうど今決勝戦やってる途中よ」


「まずい!アルトに、アルトに伝えないと!異界の魔王が召喚される!」


会場の方からとてつもない悲鳴が聞こえる。


「まさか……来ちゃった?」


ルリアとエミルは会場へ向かい走り出す。

会場の外に設置されたクリスタルは全て壊れ、作業員達もいない。


「異世界の魔王ってどういう事よ」


「多分全てはアルトを抹消するための計画。ディスクラウド学園が仕組んだものよ」


「それはどういう事!?なんでアルトが狙われんのよ!」


「アルトは……アルトは2万年前にいた最強の魔王アビストロの生まれ変わり……でもアルトは魔王だったって言っても悪い人間じゃないし、今では人間として普通に生きようとしてるの!それなのにアルトが元魔王だって事を知って、アルトをディスクラウド学園は邪魔に思ってるのよ」


「あ、アルトが元魔王!?はぁ、やっと納得がいったわ。あの尋常じゃない強さはそういう事だったのね。でもそういう事なら狙われても仕方が無いんじゃないの?今のアルトを知っているならまだしも元魔王って響きはあまり好ましく思われないわ」


「それが奴らはそういう事でアルトを殺そうとしてるわけじゃないの。奴らは裏で予言の新魔王の部下達と繋がっているの。つまり最強の魔王だったアビストロの生まれ変わりが生きてるのが邪魔なだけなのよ」


「なんですって!?だからアルトはディスクラウド学園に魔人がいると踏んでいたのね。納得したわ」


2人が会場に着くとアルトが異界の魔王と戦っていた。


「エミル!ルリア!お前ら無事だったのか!それなら良かった、みんなを集めて会場の人達を避難させてくれ!それとこの2人を早く外へ!ちょっとこいつは強すぎる!」


「わ、わかったわ!」


「よそ見をして我と戦うとは余裕だな」


奴は、力でアルトを吹き飛ばす。

アルトは力をいなすように一回転し着地した。


「我の名前はオルタルト。世界を征服した魔王であるぞ。我に刃向かうとはいつぶりか、貴様名前は?」


「アルト・セシスタ。平凡を望むものだ」


そして2人の強烈な力がぶつかり始めた。


「アルトの言う通り早く会場の人達を避難させましょ」


「とりあえず私はこいつの傷を塞ぐは!」


死にかけのとうやにルーン文字を刻み魔法を発動する。


「ルーン魔法 聖なる息吹」


腹に空いた風穴がどんどん塞がっていく。


「これは応急処置よ!早く安全な所で休ませないと内臓までの治癒が始まわないわ。だから貴方はこの人をこの会場から離れた安全な所まで連れて避難して!」


とうやを一刻も早く安全な所に避難させるよう、ゆうりにルリア指示をした。


「それじゃみんなを集めて観客の人達を避難させるわよ!」


そう言ってエミルはルリアと走り出す。


「元魔王って言ってたけど今のあの姿まるで勇者じゃない」


「アルストラ学園が所属する国アベストロイア王国をつい最近魔人達から救ったのは他でもないアルトよ」


「!?」

驚きを隠せない


「それじゃ王国に勇者が現れて救ってくれたって言う噂の勇者ってアルトだったの!?」


「そういう事になるわ。ただその時私は一緒にいなかったんだけどね……」


どういう事か気になったがその先は聞かない事にした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「貴様なかなかやるな」


「お前も相当強いじゃねぇか!」


アルトとオルタルトの戦いは白熱を期していた。


「しかし観客の人間を守りながら戦うのはさぞ戦いにくかろう」


そう言って闇のエネルギー弾を避難している途中の観客席にぶっぱなした。その威力は先程戦ったとうやのエネルギー弾の比にならない程の威力だ。


「なっ!?」


アルトはその攻撃を間一髪エグゼリオンでかき消した。


「さすが魔王を名乗るだけあって、やることが非道だな」


そう言ってニヤリと笑った


「何を笑っている?」


「いやー初めてなんだここまで強い相手と戦えるのは。避難も始まったみたいだしそろそろ力を出していくぞ」


魔王アビストロは強すぎた。


強すぎたが故に今までまともに自分の力を出した事が無かった。


それ故にアビストロは自分の力の底を知らなかった。

アビストロを倒した勇者でさえ、アビストロの力を90%封印し不意打ちでしか倒せなかったのだから。


そして現在力の封印が解けた今強敵との対峙で初めて力を出そうとしている。


「さすがアルトちゃんと人を守るなんて君が元魔王だなんて思えなくなってきたよ」


エグゼリオンの中からエグゼシスがでてきた。


「人と魔族、種族が違うだけで中身はほとんど同じだ。ただ今は人を守りたいと思うただそれだけ。それと俺の平凡を崩すやつは何人たりとも生かしておくつもりは無いよ」


「ふふっ素直じゃないなー。でも君なら世界を変えてくれるそう信じているよ。だから僕が力を貸そう」


体の中から物凄い魔力が溢れてくる。


解放率50%


「君の力は膨大だ。だから一気には解放すると僕が君の力を抑えておくことが出来なくなり君の体は爆散するだろう。だから徐々に解放していくよ!」


今までのアルトの力は30%


アルトの力は明らかに飛躍した。


「行くぞ!」


地面を蹴りオルタルトの懐に潜り込む。

そのまま横薙ぎ、勢いのまま一回転からの斜めに一撃二撃その勢いで二刀流の激しい連撃が始まった。


オルタルトの肉体に今まで通らなかった斬撃が通り始める。


「我に傷を付けるとは……いいぞ!アルト・セシスタ!」


オルタルトは後ろに飛んで距離を取り件を抜いた。


「我がこの剣を抜くのは何千年ぶりか、我を楽しませて見せよ!アルト・セシスタ!」


ふと観客席の方を見ると空間魔法でみんなを避難させていた拓斗がこっちに向かい避難完了の合図を送って来ているのが見えた。


「何回も名前を呼ぶんじゃねぇ!終焉の壱 斬」


エグゼガルドから横薙ぎに全てを飲み込む刃が放たれるそしてまだ終わらない。


「終焉の弍 滅!」


エグゼリオンから縦に全てを破壊する一撃が放たれ、アルトが踏み込んだ。


「終焉二連撃 滅却する刃!」


オルタルトに二撃が当たる直前2つの技を押し込むように切り込んだ。


オルタルトは剣で防ぎにかかるがその勢いは止まらず首から下がカッ消えた。


「終わりか」


アルトが剣は直そうとする


「まだ早いよアルト」


残されたオルタルトの首を見ると何やら笑っているように見える。


「ははっふHAHAHAははは!まさか、これ程までとは!」


オルタルトの体は再生を始め、直ぐに元通りに再生してしまった。


「リミッター壱解除。」


その言葉と共に魔法陣が浮かび上がり黒い光がオルタルトを包む。


「エマージナルフォーム」


さっきまでとは比べられない程の魔力量そして禍々しいオーラが漂っていた。


「さぁ、二回戦と行こうじゃないか」

面白い、もっと読みたいと思ってくださった方は、感想や評価、またはブクマなどをしてくださると凄く嬉しいです!

今後頑張れます。

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