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準決勝第二試合

毎日朝6時に投稿して行きますので応援よろしくお願い致しますm(*_ _)m

試合が終わり外の空気を吸ってくると、控え室を後にし会場の外に出た。


「あいつ、調査も大事だけど私たちの試合くらいちゃんと応援に来なさいよね」


応援席にエミルがいなか事に少しだけ嫌な予感が過ったルリアはエミルを探していた。


外はエミルと見たクリスタルのが量を増し異様な空気を漂わせている。


「これってちょっと不味いんじゃない?」


嫌な予感がしたルリアは本格的にエミルを探し始めた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「準決勝第二試合アルストラ学園ネネ、マサトペア対ゆうり、とうやペアの試合を始める。」


「準備はいいか?作戦通り始まったら直ぐに魔法を発動する。発動前にやられたらそこで終わりだ」


「わかってる。奴らの思い通りにはさせない。」


「お願いだから僕達をガッカリさせないでくれよ?」


「少しは楽しませろ!」


「それでは、いざ尋常に始め!」


初めの合図と共にゆうりの姿が消え、気が付くと目の前にいた。


「くらえ」


ゆうりの身体強化された一撃がマサトの腹を捉えた


しかしその一撃はマサトには届かなかった。


「間に合った、防御魔法神秘の盾」


ゆうりの一撃は魔法の盾により防がれたのであった。


それに続きネネの準備も整った。


「現象進化 リーグルガルド降臨」


ゆうきは微笑んだ。

「へぇーやるじゃん」


ゆうりは一旦距離を取った。


「次は俺の番だな」

とうやは腰に付けた銃を抜き構える。


「死ね」

打ち出されたその弾は何故かマサトの後ろから足を撃ち抜いた。


「うわっ……!あいつは俺らの前にいるのに弾は後ろから飛んできやがった。しかも少しも弾が見えなかった。」


ネネやマサトにとっては普通の拳銃の弾など目で見て反応するくらいのことはできるしかし、今回の攻撃は弾は愚かどこから撃ち抜かれたかも分からなかった。


「何しやがった……!」


「自分で考えろ!」

腰につけたもう一つの銃も抜き連射し始める。

しかしそのどれもが全く別の場所から出現しており、そしてマサトの体の至る所を撃ち抜いた。


「グハッ……」


力無くマサトは地面に倒れ込んだ。


「まず、1人目次はお前だ」


とうやは銃をネネに向け連射する。

しかしその弾はリーグルガルドの恩恵によりネネには届かない。


「それで?」


リーグルガルドに指示するように手のひらをとうやに向ける。


「水終焉魔法 ヘルズブラスター!」


リーグルガルドの終焉の咆哮は一直線にとうやに飛んで行く。


普通ならばこの攻撃は交わせない。


そう普通ならば。


とうやの前に人影が入り込む。


ゆうりだ。


「はぁーっ!」


掛け声とともに腰から抜かれた剣が咆哮を打ち消した!


「僕に剣を抜かせるなんてなかなかやるね。でもそれだけだ。」


その刹那ネネの視界は暗転した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ルリアは一人エミルを探し駆け回っていた。


「ほんとどこにいるのよ!」


ルリアはあるものに気付くそれは拘束魔法の魔力痕跡。


きっとエミルが捕まったと言う手掛かりだろう。


「何かわかったら教えてって言ったのにあのバカ……」


ルリアは魔力の痕跡を辿り始める。


「待ってなさい。私が助けるわ」


そう言って走り出した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ルリアの奴、どこ行ったんだ?」


もうすぐ決勝戦が始まると言うのに外に出たままルリアが戻ってこない。


「ちょっと探しに行ってみるか」


アルトが腰を上げ探しに行こうとすると


「只今より決勝戦を始めます。アルストラ学園アルト、ルリアペアとグラノース学園ゆうり、とうやペアはフィールドへお越しください。」


アナウンスがなった。


「まぁ、コールされたし直ぐにフィールドに来るだろ。」


あまり気にせずフィールドに向かう事にした。


「遂に遂に!決勝戦が始まります!おーっと!なんとアルストラ学園アルト、ルリアペアはアルト選手しかおりません!このままだと一対二のまま試合が始まってしまうぞ!」


「ほほぉー君僕達と1人で戦おうって言うの?2番手と3番手があんなにすぐやられたと言うのに?」


「そのつもりは無かったんだけどな。そうなるかもしれないな。」


「舐めてんのかぶっ殺すぞ!」


「まぁ俺の可愛い配下を倒してくれたんでね、その分の仮はきっちり返させてもらうよ」


少し威圧しただけで空気が変わった。


「試合が始まる前から空気がバーチバチだー!」


ここでアルトは応援席を見てある事に気付いた


「エミルがいない?」


さらに空気が重くなる。


「おい、お前ら俺の仲間になにをした……」


「なんの事だ?俺らは何もしないぞ。単純な力で倒すのがうちのポリシーでね。なぁーに君を殺したりはしないさ少し気絶してもらうかもしれないけどね!」


こいつらじゃない?なら一体誰が?


ふと主催席を見ると。


ディスクラウド学園の理事長がクスリと笑った。


「またあいつらか……」


アルトの圧倒的な静かな殺気にアウラは身を隠す。


あまりにも殺気の濃度が高過ぎてアウラとエグゼシスにしかわからないほどの殺気である。


普通の人間には身も凍るような悪寒が走っているだろう。


「只今から決勝戦アルストラ学園アルト選手対グラノース学園ゆうり、とうやペアの試合を始める!」


「いざ尋常に始め!」


そして戦いの狼煙は切って落とされた。

面白い、もっと読みたいと思ってくださった方は、感想や評価、またはブクマなどをしてくださると凄く嬉しいです!

今後頑張れます。

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