アルストラ学園
1ヶ月更新しなくて申し訳ない
体が弱いので定期的に書けなくなる時がありますごめんね。
何も変わらない日常。
つまらない生活
そんな世界を変えるように
あいつが現れた。
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私の名前はルリア・アインツベルグ
このアベストロイア王国の魔導騎士隊隊長ルーズベルト・アインツベルグの娘だ。
私の家系は魔法に適した家系で代々この国の最強の騎士を排出している。
その中でも私は、才能に恵まれており歴代最強の魔導騎士になるであろうと言われている。
何故なら
私は、転生者だからだ
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「アルト様!ついに学校ですね!わっち学校初めてだからワクワクしますよ!」
いつになくニムルはテンションが高い。
まぁそれも無理はない今日から皆で学校に通うのだ。
「ニムル、あんまりはしゃぐなよ。今回こそ俺は目立ちたくない。平穏に暮らしたいんだ。」
「またそうやってアルトは、影を潜めようとする!あんたは凄いんだからもっと目立ちに行きなさいよ!」
「いやいや、お前どこの時代に元魔王であり、この国では勇者と崇められている奴が好んで目立ちに行くよ、目立ちたがりか。」
ため息混じりにアルトは呟く
「アルト様が目立ちたくないと言うのであれば私はアルト様を全力でサポートします。」
ネネはいつになくやる気である。
お願いだからそっとしといてくれよな。
「学校.......これは最初が肝心だ。最初にしくじりでもしよう物なら卒業までどんな目にあうか.......」
拓斗はずっと端で呪いのように呟いている。
そんなこんなしているうちに教室に着いたようだ。
「着きました。ここがあなた方が通う教室です。そして私の名前はカミル・エルダここからは生徒と教師として関わらせていただきますので何卒よろしくお願いします。」
皆は頭を下げた。
「お前ら、お願いだから今日からは様付けは、辞めてくれよ?変に目立つ。絶対に目立ちたくない。何がなんでも目立ちたくないんだ!」
小さく頷く
教室の外からでも分かるくらいに教師が来てない為か教室は賑やかだ。
それを確認し、アルト達は教室の中へ入った。
すると目の前を小さな影が横切った。
「お前ら頭が高いぞ座れ!座れ!ここに居る方をどなたと思っている!我らが魔王!アルト様であるぞ!」
教卓の上に立ちニムルが堂々と言い放った。
「終わった.......」
そう言ってアルトは崩れ落ちた。
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自己紹介が終わりアルト達は各々好きな席に着いた。
ニムルの発言はどうにかこうにかネネが誤魔化してくれた。
「なんでいけないんですかアルト様?アルト様が最強である事を知らしめるのはいい事ではないですか。」
「お前はバカか!?ここの学園は唯一俺の存在を知らない人間が集まる場所なんだぞ!平穏を望む俺を初日で目立つ存在に仕立てあげてどうする!?お前の不注意で目立って俺の平穏が崩れたらここのパーティーから外すからな!」
「それは嫌ですアルト様.......絶対に目立たないようにします。」
うるうると泣きそうな目でアルトに謝るニムル。
「気を付けろよな。あと様付けは辞めろな。」
「はい!」
ピシッと敬礼した。
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「転校生もいる事だし魔法の実技試験を行う。入学当初よりは成長したであろう姿を見せてくれよな。」
「よっしゃ!俺達の力見せてやるぜ。」
「転校生達はどんな力を使うのでしょう。楽しみですね。」
転校生なんかではしゃいでヤになっちゃう。どうせたいしたことないだろうに
でもあのアルトとか言うやつ何処と無く懐かしい感じがする。
「まぁ少しは期待してあげるわ。」
「それでは武闘場へ向かいましょう」
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「「暇だな.......」」
武闘場へ向かう途中その声は聞こえてきた。
「今なんか言ったか?」
「わっちは変に目立たないために何も喋ってないですよ。」
「そうか」
「「誰も遊んでくれない。」」
やっぱり声がする。
何故かアルトはその声に釣られるように声の方へと歩き始めた。
「ちょっとアルトどこ行くのよ。」
「あっごめんちょっとトイレ」
「ちゃんと武闘場に来なさいよね!」
頷き声のする方へとアルトは向かった。
「ここか」
そう言って扉を開けるとそこに広がっていたのは
触手であった。
ついに学園編が始まりました!
今度こそアルトは平穏を手にすることが出来るのか!?